第四文型

第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。
例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。

日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。

例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。

しかし、英語ではそうはいきません。

「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」というように、「前置詞」が必要になります。

giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔「give+目的語2+to+目的語1)」=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。
sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔「send+目的語2+to+目的語1」=「私は(人)に(物)を送る」になります。

(例題)Yesterday my brother bought me a book written by Yamada as a birthday present.
※)日本語訳にしてください。
※)この例題は、メールマガジンの問題74と同じです。

1.まずは前置詞句と副詞に( )をつけます。

(Yesterday)my brother bought me a book written(by Yamada)(as a birthday present).


2.まずは動詞を探します。

この文には、「bought」と「written」の2つの候補があります。
では、どちらが動詞なのでしょうか。

「write-wrote-written」なので、writtenはwriteの過去分詞です。

ここで、思い出してほしいことがあります。「過去分詞」は主にどういった場合に使用されたのでしょうか。

答えは以下です。
(1)「be動詞+過去分詞」の形で「〜される」
(2)「名詞+<過去分詞〜>」の形で「<>である名詞」

では、今回のwrittenは、(1)、(2)のどちらで訳せばいいのでしょうか。
もう一度問題文を見てください。

(Yesterday)my brother bought me a book written(by Yamada)(as a birthday present).

writtenの前にbe動詞はありません。
よって、(2)で訳せばいいのです。

つまり、以下のようになるのです。

(Yesterday)my brother bought me a book<written(by Yamada)>
(as a birthday present).

つまり、「<>であるa book」と訳せるのです。

よって、動詞は「bought」になります。


3.大抵、動詞より「←(左)」が主語、「→(右)」が補語か目的語です。

(Yesterday)my brother〔←bought:動詞→〕me a book written(by Yamada)(as a birthday present).

よって、主語は「my brother」です。

ここで思い出してほしいことがあります。
動詞である「buy」は、「buy A B=AにBを買う」と第四文型をとる場合がありました。

つまり、この問題文では「A=me」、「B=a book<written(by Yamada)>」となります。
とりあえず、(Yesterday)と(as a birthday present)を無視すると以下のような訳になります。

「私の兄弟はAにBを買った」
→「私の兄弟は私に<written(by Yamada)>であるa bookを買った」
→「私の兄弟は私に山田によって書かれた本を買った」

ところで、「as a birthday present」はどのように訳せばいいのでしょうか。

この場合、「as〜=〜として」と訳します。
つまり、「誕生日のプレゼントとして」と訳せばいいのです。

あとは、以上の訳を足し合わせればいいのです。


■■訳■■
昨日、私の兄弟は誕生日のプレゼントとして私に山田によって書かれた本を買った。

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