パソコン版 メルマガのバックナンバーです(問題61〜75)。

次の英語を日本語になおしてください。
答えや解説を読みたい場合は、問題をクリックしてください。

※)「英文を1文ずつ読もう!(パソコン版)のバックナンバーです。英文1文ずつ、これでもかというくらい、丁寧な解説をつけているので、「なぜ、このような翻訳になるのか」がわかるようになります。

問題 英文の難易度 英文
問題106 ★★★★☆ It is inconvenient to live without a car in the U.S.
問題107 ★☆☆☆☆ I like to play the piano.
問題108 ★★★☆☆ Young people tend to want to live in the city.
問題109 ★★★★☆ This house is too small for a family of six to live in.
問題110 ★★★☆☆ Please tell me how to use this tool.
問題111 ★★★☆☆ I think this picture is suitable for that room.
問題112 ★★☆☆☆ The child raising his right hand is Ken.
問題113 ★★☆☆☆ I prefer wine to beer.
問題114 ★★★☆☆ To ignore my proposal is an insult.
問題115 ★★★★☆ I don't think the plan can be carried out easily.
問題116 ★★★☆☆ There was a shortage of food in that country after the hot summer.
問題117 ★★★★☆ It is dangerous to ride a bicycle without a light at night.
問題118 ★☆☆☆☆ I'm going to meet him at five today.
問題119 ★★★☆☆ I'll finish reading the book by the end of this month.
問題120 ★★★☆☆ Tell me what you think.

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●●問題106●●
It is inconvenient to live without a car in the U.S.


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■■英文法の解説■■
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【不定詞の名詞的用法(応用)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。

しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。


さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。

日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。

(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」

(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」

この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に
持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。


例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。

訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。


この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。

この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。

「■ is difficult」「to teach English」

そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。

つまり、「To teach English is difficult.」
=「It is difficult to teach English」になります。


<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」


【without】
without〜=〜なしに

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
It is inconvenient to live without a car in the U.S.

この文は「It is・・・to〜」の形になっています。

「It is・・・to〜=〜することは・・・」と覚えておけば簡単に訳すことが
できました。

※)なぜ「It is・・・to〜=〜することは・・・」になるのかは
英文法のポイントで学習しました。なぜかわからない人は英文法のポイント
を読んでください。

この文では以下のようになっています。
〔It is〕inconvenient〔to〕live without a car in the U.S.

つまり、「live without a car in the U.S.することはinconvenientです」
と訳せばいいのです。

「without〜=〜なしに」と訳しました。
よって「without a car」は「車なしに」と訳しました。

つまり、「アメリカで車なしに生活をすること」と訳せます。

あとは「inconvenient=不便な・不自由な」ということを覚えていれば
訳すことができます。

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■■訳■■
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アメリカでは車なしで生活するのは不便だ。

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●●問題107●●
I like to play the piano.

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■■英文法の解説■■
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【不定詞の名詞的用法(基本)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。

しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。

<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I like to play the piano.

短い文ですが、基本どおりに日本語訳にしてみましょう。

1.まずは動詞を探します。
動詞の候補は「like」と「play」です。

では、どちらが動詞なのでしょうか。

もし「play」が動詞であれば「play」より左にある「I like to」
が主語になります。

これは、おかしいですよね。

よって、「like」が動詞になります。

2.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが目的語、
補語になります。

今の問題の場合は以下のようになります。

I〔←動詞:like→〕to play the piano.

よって、主語は「I」、目的語は「to play the piano」になります。

3.基本どおりに訳します。

つまり、「私はto play the pianoが好きです」となります。

では、「to play the piano」をどのように訳せばいいのでしょうか。

「to〜」を見たら、下の訳になりました。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

今の問題の場合、上の1〜4を当てはめて見ると、1が最も適していると
わかります。

よって、「to play the piano」は「ピアノを弾くこと」と訳します。

以上のことから「私はピアノを弾くことが好きです」と訳すことができます。

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■■訳■■
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私はピアノを弾くことが好きです。

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●●問題108●●
Young people tend to want to live in the city.

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■■英文法の解説■■
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【tend to】
tend to〜=〜する傾向がある、〜しがちである

【不定詞の名詞的用法(基本)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。

しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。

<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

【want to】
want to〜=〜することを欲する=〜したい

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
Young people tend to want to live in the city.

問題文に以下のイディオムが入っているので、少し難しく感じるかもしれません。
そこで、以下のイディオムを抜きます。

【tend to】
tend to〜=〜する傾向がある、〜しがちである

【want to】
want to〜=〜することを欲する=〜したい

Young people〔tend to〕〔want to〕live in the city.
→Young people〔抜きます〕〔抜きます〕live in the city.
→Young people live in the city.


Young people live in the city.

この文なら訳せるのではないでしょうか。
訳すと「若い人々は都会に住んでいる」となります。

あとは、この文を基本にしてイディオムを足していけばいいのです。

1.「want to=〜したい」を足します。
「若い人々は都会に住みたい」

2.【tend to=〜する傾向がある、〜しがちである】
「若い人々は都会に住みたく思いがちである」

つまり「若者は都会に住みたがるものだ。」となります。

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■■訳■■
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若者は都会に住みたがるものだ。

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●●問題109●●
This house is too small for a family of six to live in.


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■■英文法の解説■■
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【too…to〜】

例えば、「He is too young to go there.」
という文を日本語訳にしてみてください。
※)ただし、「too」は「あまりにも」という意味です。

「to〜」は以下のように訳せました。
1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」「〜して」
4.単なる前置詞

この文では「to〜」は「〜する為に」と訳せますよね。
(これ以外では変な訳になってしまいます。)
なので「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」となります。

言いたいことはわかるのですが、少し意味がとりにくいですね。

そこで、「too A to 〜」の形がでてきたら、
公式のように「あまりにAで〜できない」と訳すのだと覚えておきましょう。

「He is too young to go there.」
=「彼は、そこに行くためには、あまりにも若い。」
=「彼はあまりにも若くてそこにいけない。」

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
This house is too small for a family of six to live in.

「too A to 〜」の形がでてきたら、公式のように「あまりにAで〜できない」
と訳すのでした。

今回の問題にも「too A to〜」がありますよね。
見つけられましたか。

This house is【too】small for a family of six【to】live in.


でも、いざ訳そうと思っても、「for a family of six」が邪魔で、
うまく訳せなかったのではないでしょうか。

そこで、まずは邪魔者の「for a family of six」を省略します。

This house is【too】small(省略)【to】live in.

この文であれば公式さえ覚えておけば、簡単に訳せるのではないでしょうか。
結論を言うと「この家は、あまりに狭くて住むことができない」となります。


では、勝手に省略した「for a family of six」は何者なのでしょうか。

ここで思い出して欲しいことがあります。

「It is・・・for A to〜」の文では「Aが〜」の関係がありました。
つまり「for A」の「A」の部分と、「to〜」の「〜」の部分の間には、
「主語+動詞」の関係がありました。

※)ここの話がよくわからない方は、以下で学習することをお勧めします。
http://eibunpou.fc2web.com/email.htm

この問題でも同じです。

This house is【too】small for a family of six【to】live in.

「family of six」と「live in」の間には「主語+動詞」の関係があるのです。
つまり、「6人の家族が住む」という関係があるのです。

つまり問題文は「この家はあまりに狭くて、6人の家族が住むことはできない」
となります。

よって「この家は、6人の家族で住むにはあまりに狭い」となります。

少し難しかったでしょうか。
「難しい」と感じた人は英文法を固めることをお勧めします。

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■■訳■■
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この家は家族6人で住むにはあまりに狭い。

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●●問題110●●
Please tell me how to use this tool.


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■■英文法の解説■■
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【不定詞の暗記事項】

以下は暗記するしかありません。
もし覚えていなければ覚えてくださいね。

・how to 〜=〜の仕方
・what to 〜=何を〜するのか
・when to 〜=いつ〜するのか
・where to 〜=どこへ(で)〜するのか


【命令文〜私とあなたしかいない場合】

例えば、私は、あなたに宿題をしてもらいたいとします。
私は、あなたに何て言えばいいのですか?

「宿題をしなさい。」って感じで言えばいいのですね。
このように、人に、何かを命令する文のことを命令文と言います。

<イメージ図>
命令
私 ―――→ あなた

「私とあなたしかいない場合」の命令文について詳しく注目してみます。
日本語の場合、普通の文と命令文は何が違いますか?

あなたは宿題をする(普通の文) VS 宿題をしなさい(命令文)

1.普通の文には主語である「あなたは」がありますが、
命令文にはありませんよね。これが一つ目の違いです。

なぜ、主語がないのでしょうか?
なぜなら、私とあなたしかいない場合では、私は誰に命令するのか明白なので、
主語はいらないのですね。

2.次に違うのは、動詞の形が少し違います。
普通の文では、動詞は「する」になっていますが、
命令文では、動詞は「しなさい」になっています。

つまり日本語では、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのです。

本題に入ります。

「You play baseball.」
この文を訳すと、「あなたは野球をする」という意味になります。

これを「野球をしなさい」というように、命令文にしてみましょう。

日本語の場合、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのでした。

英語の場合もほぼ同じなのです。
普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えるのです。

この「必要であれば」の部分が日本語の場合と違いますね。
では、実際、普通の文を命令文になおしてみましょう。

<普通の文>
You play baseball.(あなたは野球をする)

1.主語をとります。
Play baseball.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)

2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。

<命令文>
Play baseball.(野球をしなさい)となります。


【第四文型】

第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。

例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。

日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。

例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。

しかし、英語ではそうはいきません。

「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」

というように、「前置詞」が必要になります。

giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1)」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。

sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
Please tell me how to use this tool.

この文には、「tell」があります。
「tell」は第四文型をとる場合があります。
つまり、「tell+目的語1+目的語2=目的語1に目的語2を教える」
となる場合があるのです。

問題文の「tell」はどうでしょうか。

Please tell me how to use this tool.

「how to 〜=〜の仕方」を覚えておけば、〔how to use this tool〕
で一塊になって、「この道具の使い方」と訳せるとわかると思います。

Please tell〔me〕〔how to use this tool〕

つまり、この文の「tell」も、第四文型をとります。

つまり、「tell〔me〕〔how to use this tool〕で、
「〔me〕に〔how to use this tool〕を教える」となります。

つまり、「私にこの道具の使い方を教える」となります。

あとは、この文が命令文ということを考えれば訳すことができると思います。

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■■訳■■
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この道具の使い方を教えてください。

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●●問題111●●
I think this picture is suitable for that room.


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■■英文法の解説■■
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【that】

「私は、彼が無実だと知っている」を英語になおしてください。

1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。

主語は「私は」ですね。
これは、「誰が」知っているのかを考えるとわかります。

では、私は、「何を」知っているのでしょうか?
「無実だと」知っているのでしょうか?
「彼が無実だと」知っているのでしょうか?

もちろん、私は、「彼が無実だと」知っているのですね。
よって、目的語は、「彼が無実だと」です。

よって、残った「知っている」が動詞です。


よって、この文は以下のようになります。

「主語+目的語+動詞」
=「私は+彼が無実だと+知っている」


2.次に英語の語順になおして、それぞれを英語になおすのでした。

英語の語順になおすと「主語+動詞+目的語」です。
よって「私は+知っている+彼が無実だと」の語順になります。

それぞれを英語になおすと以下のようになります。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→??


では、「彼が無実だと」の部分をどうやって、
英語になおせばいいのでしょうか?

「彼は無実だ」を英語になおすと「He is innocent.」です。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→he is inncent.

よって、答えは、「I know he is innocent.」なのでしょうか?

間違えではありませんが、ここで少し覚えておいて欲しいことがあります。

それは「he is inncent」の前に、「that」を入れる必要があるということです。
※)thatは省略されることもあります。

なぜ、「that」を入れる必要があるのでしょうか?

もし、「that」をなくして「I know he is innocent.」という文にしてしまうと、
主語が「I」なのか、「he」なのか、動詞も「know」なのか、「is」なのか、
すぐには、わからないですよね。

そこで、「he is inncent.」の部分は、まとめて「目的語」なんだよ
というマークである「that」を入れてやるのです。

よって、答えは、「I know that he is innocent.」になります。


少し、説明が難しいですよね。
そこで、下を覚えてしまってください。
そうすると、楽に問題を解けます。

I know【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】ということを知っている。
I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。

※)【】の部分が目的語となっています。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I think this picture is suitable for that room.

「I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。」
を覚えていたでしょうか。

この問題文では「that」が省略されていますが、この形になっていますよね。

I think【this picture is suitable for that room】.

つまり、「私は【this picture is suitable for that room】だと思う」
と訳すことができます。

では、【this picture is suitable for that room】の部分をどのように
訳せばいいのでしょうか。


「suitable for〜」で「〜にふさわしい」と訳します。
よって、「この絵はあの部屋にふさわしい」となります。

以上をまとめると「私はこの絵はあの部屋にふさわしい」となります。

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■■訳■■
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私はこの絵はあの部屋にふさわしいと思う。

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●●問題112●●
The child raising his right hand is Ken.


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■■英文法の解説■■
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【分詞】

「ソファで眠っている赤ん坊」は、どのような赤ん坊なのでしょうか?

ベットで眠っている赤ん坊でもなくて、部屋で眠っている赤ん坊でもなくて、
「ソファで眠っている赤ん坊」少年なのです。

つまり、「ソファで眠っている」は、
どのような赤ん坊なのかを説明している語句です。

このように、どのような名詞なのかを説明する語句を
「形容詞(句)」といいます。分詞は形容詞句の一種なのです。

形容詞句や分詞を見つけたら、必ず<>をつけてください。

<ソファで眠っている>赤ん坊

ところで、日本語では、どんなに長い形容詞句でもの名詞の前にもっていきます。

<例>
<サングラスをかけた>少年
<ソファで眠っている>赤ん坊

しかし、英語では、長い形容詞句は名詞の後にもってきて、
「赤ん坊<ソファで眠っている>」という語順にするのでした。

では、「赤ん坊<ソファで眠っている>」
をどのように英語になおせばいいのでしょうか?

赤ん坊は「a baby」です。
では、「ソファで眠っている」の部分をどのように訳せばいいのでしょうか?

まずは、「ソファで眠っている」に「私は」を加えてください。

「私はソファで眠っている」なら英語になおせますよね。
「I am sleeping on the sofa.」です。

ここから、勝手に付け加えた「私は」と「be動詞」を取り除いてください。

「(I)(am)sleeping on the sofa.」

よって、「ソファで眠っている」は、「sleeping on the sofa.」
であるとわかります。

よって、「赤ん坊<ソファで眠っている>」は、
「a baby<sleeping on the sofa>」になります。


(((まとめ)))
動詞のing形を見たら、下の3つの訳のどれかになります!

1.「be動詞+動詞のing形」は現在進行形で「〜しているところ」と訳します。
(例:I am playing baseball.)(私は野球をしているところです。)

2.「動詞のing形+名詞」または「名詞+動詞のing形」で
「〜している(名詞)」となり、どのような名詞なのかを説明するのです。
(例:The boy<playing the guitar>is John.)
(ギターを弾いている少年はジョンです。)

3.「動詞のing形」だけだと「〜すること」と訳します。
(例:I like playing tennis.)(=私はテニスをすることが好きです。)


【英文を訳すコツ】

基本的な英文の訳し方を解説します。
何度も解説していますので、もうわかっている人は飛ばしてください。

1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。

→前置詞句や副詞は訳さなくても文のあらすじはつかめます。
なので、前置詞句や副詞を見つければ( )をつけて、訳せなければ無視します。

2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

→主語、目的語、補語は、長くなって、どこからどこまでが主語、目的語、
補語なのかわからなくなってしまう場合が多いのです。
一方、動詞は、大抵1語なので、すぐに見つけることができます。

なので、まずは動詞を見つけてください。

3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

→どのような英文も、原則的に下の5つのタイプに分類できます。

第一文型→主語+動詞
第二文型→主語+動詞+補語
第三文型→主語+動詞+目的語
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語
第五文型→主語+動詞+目的語+補語

つまり、どのような英文でも原則的には、上の5つのタイプいずれかの形になって
いるのです。

つまり、英文では、動詞より←(左)にあるのが主語に、
動詞より→(右)にあるのが目的語や補語などになっているのです。

4.基本通り訳します。

第一文型→主語+動詞=主語は〜する
第二文型→主語+動詞+補語=主語は補語です
第三文型→主語+動詞+目的語=主語は目的語を〜する
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語=主語は目的語を目的語に〜する
第五文型→主語+動詞+目的語+補語=主語は目的語=補語に〜する

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
The child raising his right hand is Ken.

英文を訳すコツ通りに日本語訳にしてみます。

1.まずは動詞を探します。

動詞の候補として「raising」「is」の2つがあります。

では、どちらが動詞なのでしょうか。

「raising」が動詞だとすると、動詞より左にある「The child」が主語になり、
動詞より右にある「his right hand is Ken」が目的語または補語になります。

でも、これは、おかしいですよね。
「his right hand is Ken」が目的語や補語になることはおかしいですよね。

よって、「is」が動詞になります。

※)「raising」は「動詞のing形」になっています。
もし「raising」が「動詞」になる場合は「be動詞+動詞のing形」
の形にならなければなりません。このように考えても大丈夫です。

2.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

The child raising his right hand〔←動詞:is→〕 Ken.

よって、動詞より←(左)にある「The child raising his right hand」が主語
で、動詞より→(右)にある「Ken」が補語になります。

3.基本どおり訳します。
よって「The child raising his right handはKenです」と訳します。

では、「The child raising his right hand」は
どのように訳せばいいのでしょうか。

ここで思い出して欲しいことがあります。

(((動詞のing形)))
動詞のing形を見たら、下の3つの訳のどれかになりました。

1.「be動詞+動詞のing形」は現在進行形で「〜しているところ」と訳します。
2.「動詞のing形+名詞」または「名詞+動詞のing形」で
「〜している(名詞)」となり、どのような名詞なのかを説明するのです。
3.「動詞のing形」だけだと「〜すること」と訳します。

今の場合、どれで訳せばいいのでしょうか。
問題文をよく見てください。

「The child raising his right hand」

raisingの前に名詞であるThe childがあります。

つまり、上記の2の形になっています。

「The child<raising his right hand>」

つまり、「<raising his right hand>であるThe child」と訳します。
よって、「<右手をあげている>子供」と訳します。

以上をまとめると答えがでてきます。

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■■訳■■
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右手をあげている子供はケンです。

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●●問題113●●
I prefer wine to beer.


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■■英文法の解説■■
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【prefer A to B】

prefer A to B=BよりAを好む

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I prefer wine to beer.

今回は「prefer A to B」を知っていれば簡単に訳すことができたと思いますが、
もし知らなければ全くわからなかったと思います。

知らなかった人はしっかり覚えておいてくださいね。

「prefer A to B=BよりAを好む」

I prefer〔A:wine〕to〔B:beer〕.

よって「私は〔B:beer〕より〔A:wine〕を好む」と訳します。

つまり「私はビールよりワインを好む」となります。

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■■訳■■
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私はビールよりワインが好きです。

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●●問題114●●
To ignore my proposal is an insult.


============================
■■英文法の解説■■
============================

【不定詞の名詞的用法(基本)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。

しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、「動詞」に
「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。

<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」


【英文を訳すコツ】

基本的な英文の訳し方を解説します。
何度も解説していますので、もうわかっている人は飛ばしてください。

1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。

→前置詞句や副詞は訳さなくても文のあらすじはつかめます。
なので、前置詞句や副詞を見つければ( )をつけて、訳せなければ無視します。

2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

→主語、目的語、補語は、長くなって、どこからどこまでが主語、目的語、
補語なのかわからなくなってしまう場合が多いのです。
一方、動詞は、大抵1語なので、すぐに見つけることができます。

なので、まずは動詞を見つけてください。

3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

→どのような英文も、原則的に下の5つのタイプに分類できます。

第一文型→主語+動詞
第二文型→主語+動詞+補語
第三文型→主語+動詞+目的語
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語
第五文型→主語+動詞+目的語+補語

つまり、どのような英文でも原則的には、上の5つのタイプいずれかの形になって
いるのです。

つまり、英文では、動詞より←(左)にあるのが主語に、
動詞より→(右)にあるのが目的語や補語などになっているのです。

4.基本通り訳します。

第一文型→主語+動詞=主語は〜する
第二文型→主語+動詞+補語=主語は補語です
第三文型→主語+動詞+目的語=主語は目的語を〜する
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語=主語は目的語を目的語に〜する
第五文型→主語+動詞+目的語+補語=主語は目的語=補語に〜する

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
To ignore my proposal is an insult.

今回の問題は英単語が少し難しくて訳せなかったかもしれません。

しかし、英文を読んでいると、必ずと言っていい程、知らない英単語が出てきます。
そこで、すぐに英単語を調べずに、文脈などから英単語の意味を推測する練習も
大切となってきます。今回も自分で出来るところまで日本語訳にしてみることが大切です。

ちなみに、今回出てくる英単語はすべて重要ですので、知らない英単語があれば
しっかり覚えておいてくださいね。

では解説を始めます。

1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

動詞の候補として「ignore」と「is」があります。

では、どちらが動詞なのでしょうか。

「ignore」が動詞だとすると、動詞より左にある「To」が主語になり、
動詞より右にある「my proposal is an insult」が目的語または補語になります。

でも、これは、おかしいですよね。
「To」が主語になることはおかしいですよね。

よって、「is」が動詞になります。

2.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

To ignore my proposal〔←動詞:is→〕an insult.

よって、「To ignore my proposal」が主語で、「an insult」が補語になります。

3.基本通り訳します。

「To ignore my proposalはan insultです」と訳せます。

では、主語の「To ignore my proposal」はどのように訳せばいいのでしょうか。
「to〜」を見たら、下のいずれかの訳になるのでした。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

今回の場合、1の「〜すること」と訳せばいいのです。
※)1以外では、うまく訳せません。

よって、「my proposalをignoreすること」と訳せます。

以上をまとめると「my proposalをignoreすることはan insultです」となります。

あとは、英単語の意味を知っているかどうかになってきます。

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■■訳■■
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私の提案を無視するなんて侮辱だ。
(=私の提案を無視することは侮辱です。)

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●●問題115●●
I don't think the plan can be carried out easily.


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■■英文法の解説■■
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【that】

「私は、彼が無実だと知っている」を英語になおしてください。

1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。
主語は「私は」ですね。
これは、「誰が」知っているのかを考えるとわかります。

では、私は、「何を」知っているのでしょうか?
「無実だと」知っているのでしょうか?
「彼が無実だと」知っているのでしょうか?

もちろん、私は、「彼が無実だと」知っているのですね。
よって、目的語は、「彼が無実だと」です。

よって、残った「知っている」が動詞です。

よって、この文は以下のようになります。

「主語+目的語+動詞」
=「私は+彼が無実だと+知っている」

2.次に英語の語順になおして、それぞれを英語になおすのでした。

英語の語順になおすと「主語+動詞+目的語」です。
よって「私は+知っている+彼が無実だと」の語順になります。

それぞれを英語になおすと以下のようになります。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→??

では、「彼が無実だと」の部分をどうやって、
英語になおせばいいのでしょうか?

「彼は無実だ」を英語になおすと「He is innocent.」です。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→he is inncent.

よって、答えは、「I know he is innocent.」なのでしょうか?
間違えではありませんが、ここで少し覚えておいて欲しいことがあります。

それは「he is inncent」の前に、「that」を入れる必要があるということです。
※)thatは省略されることもあります。
なぜ、「that」を入れる必要があるのでしょうか?

もし、「that」をなくして「I know he is innocent.」という文にしてしまうと、
主語が「I」なのか、「he」なのか、動詞も「know」なのか、「is」なのか、
すぐには、わからないですよね。

そこで、「he is inncent.」の部分は、まとめて「目的語」なんだよ
というマークである「that」を入れてやるのです。

よって、答えは、「I know that he is innocent.」になります。

少し、説明が難しいですよね。そこで、下を覚えてしまってください。
そうすると、楽に問題を解けます。

I know【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】ということを知っている。
I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。

※)【】の部分が目的語となっています。


【受動態】

受動態は、図を入れないと正直説明が難しいです。
以下を読むよりは、以下のアドレスで学習した方がわかりやすいです。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/ (無料で英文法の学習)
http://eibunpou.fc2web.com/email.htm (格安でしっかり学習)

例えば、「私は彼が好きです」という文に注目してください。

この文は、「私が」彼が好きだということを意味しています。

では、「彼は」私にどうなのでしょうか?

答えを言うと「彼は私によって好かれている」のです。

つまり、「私は彼が好きです」⇔「彼は私によって好かれている」
のように書き換えることができます。

さて、(A)「私は彼が好きです」を(B)「彼は私によって好かれている」
に書き換える手順をもう少し詳しくみてみましょう。

(A)「私は(=主語)、彼が(=目的語)、好きです(=動詞)」
⇔(B)「彼は(=主語)私によって(=目的語)好かれている(=動詞)」

日本語では、
(1)(A)の文では目的語であった「彼が」を
(B)の文のように「主語」に持ってくると、
(2)(A)では「好きです」であった動詞が、
(B)では「好かれている」というように「〜されている」
というように変わって、
(3)(A)で主語であった「私は」が(B)の文のように「私によって」
という風に「〜によって」という言葉がくっつきます。

では英語の場合ではどうなのでしょうか。
つまり、「I like him.(=私は彼を好きです)」を、
「彼は私によって好かれている」に変える場合はどうすればいいのでしょうか。
(1)まずは、「彼は」を主語の位置に持ってくる。→主語の位置に持ってくると、
彼「は」になるので、himではありません。
(2)日本語では、動詞を「〜されている」という形に変えたように、
動詞の「like」の形を変えてやる必要があります。
どのように変えるのかというと、「be動詞+過去分詞」にするのです。
(3)日本語では、(A)では主語であった言葉に「〜によって」をつけたように、
英語では「by(=〜によって)」をつけます。その時に注意して欲しいのが、
「I(=私は)→by me」のように、主格を目的格に変える必要があります。

(1)〜(3)をまとめてみましょう。
「He→1の手順」「is liked(=be動詞+過去分詞)→2の手順」
「by me.(→3の手順)」

ここで注意して欲しいのは(3)の手順において、大抵は「by」
をつければいいのですが、例外があります。
例えば、「with」が使われる場合の「be covered with〜」
=「〜に(よって)覆われている」です。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I don't think the plan can be carried out easily.

文に「I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う」
があるのがわかりましたか?

今の問題の場合、1.thatが省略されているだけではなくて、2.don'tが入って
否定文になっているので、少し見つけにくかったかもしれません。

I don't think〔the plan can be carried out easily〕.

つまり、「私は〔the plan can be carried out easily〕だと思わない」と訳す
ことができます。


では、〔the plan can be carried out easily〕を
どのように訳せばいいのでしょうか。

「carry out」の意味を知っていたら簡単に訳せたかもしれませんが、
覚えていない場合は訳せないですよね。

でも、「carry out」の意味を知らないからといって諦めてはいけません。
英文を読んでいると必ず知らない英単語が出てきます。

この場合も、「carry out」の意味を知らなくても、
とりあえず以下のことができるようにならなければなりません。

1.とりあえず「carry」を「運ぶ」と訳します。
※)この問題のcarryは「運ぶ」という意味ではありません。

2.そうすると「the plan can be carried out easily
=計画は簡単に運ばれることができる」となります。

3.I don't thinkの訳を加えると、
「私は計画は簡単に運ばれることができるとは思わない」となります。

4.ということは問題文は、
「私は計画が簡単に運ぶとは思わない」ってことかなと推測する

「carry out」の意味を知らなかった人も以上のことはできたでしょうか。


では解説に戻ります。
「carry out」は、以下のいずれかで訳すことができます。
知らなかった方は覚えておいてください。

1.〜を外へ運び出す
2.(実験などを)行なう
3.(計画などを)遂行する

今の場合は3で訳しますよね。

よって〔the plan can be carried out easily〕は、
「計画が簡単に遂行されることができる」と訳せます。

あとは、I don't thinkの訳を加えて、
「私は計画が簡単に遂行されることができると思わない」となります。

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■■訳■■
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私は計画が簡単に遂行されるとは思わない。

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●●問題116●●
There was a shortage of food in that country after the hot summer.


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■■英文法の解説■■
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【There is〜】

There is+A(名詞の単数形)=Aがある
There are+B(名詞の複数形)=Bがある

☆「There is a shortage of A=Aが不足している」と覚えてもいいです。


【過去形】

日本語の場合、「私はテニスをする」という文を、「過去」の話に変える場合、
どうすればいいのですか?

動詞である「する」を「した」に変えればいいのですよね。

英語の場合も同じです。
「現在」の話を「過去」に変える場合「動詞の形」を変えてやればいいのです。

では、どのように変えればいいのでしょうか?

英語の場合は、基本的には、動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)」を過去の話にしてみます。

この文の動詞は「play(する)」です。
よって、動詞の形を変えて「played(した)」に変えれば過去の話になります。

よって、「I played tennis.(私はテニスをした)」になります。


しかし、すべての動詞に「ed」をつければいいのではありませんでした。

もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は、
下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
There was a shortage of food in that country after the hot summer.

少し長くて難しそうな文に見えますが、基本を忘れなければ訳せます。

まずは、前置詞句に( )をつけて無視します。

There was a shortage of food(in that country)(after the hot summer).

There was a shortage of food(無視)(無視).

「There is a shortage of A=Aが不足している」と覚えていれば訳すことが
できますよね。

問題文は過去形であることを考慮に入れて訳すと以下のようになります。

「食糧が不足していた」

あとは、勝手に省略した(in that country)(after the hot summer)を
加えればいいのです。

(in that country)→あの国で
(after the hot summer)→暑い夏の後で

よって、問題文は以下のように訳すことができます。

「あの国では暑い夏の後、食糧が不足していた」

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■■訳■■
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あの国では暑い夏の後、食糧が不足していた。

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●●問題117●●
It is dangerous to ride a bicycle without a light at night.


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■■英文法の解説■■
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【不定詞の名詞的用法(応用)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。

しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。


さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。

日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。

(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」

(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」

この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に
持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。


例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。

訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。


この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。

この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。

「■ is difficult」「to teach English」

そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。

つまり、「To teach English is difficult.」
=「It is difficult to teach English」になります。

<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
It is dangerous to ride a bicycle without a light at night.

まずは前置詞句に( )をつけて省略します。
It is dangerous to ride a bicycle(without a light)(at night).

It is dangerous to ride a bicycle(省略)(省略).

「It is A to〜=〜することはAです」を覚えていますか。
これを知っていれば上の文はすぐに訳せますよね。
知らなかった人は、便利なので公式のように覚えておいてください。

It is〔A:dangerous〕to〔〜:ride a bicycle〕(省略)(省略).

よって、「ride a bicycleすることはdangerousです」と訳せます。

よって、「自転車に乗ることは危険です」となります。

あとは省略した(without a light)(at night)を加えればいいのです。

(without a light)→明かり無しに
(at night)→夜に

後はわかりますよね。

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■■訳■■
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夜に明かり無しで自転車に乗るのは危ない。

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●●問題118●●
I'm going to meet him at five today.


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■■英文法の解説■■
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【未来形】

例えば「彼は野球をするでしょう」を英語になおしてみましょう。

以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす

1.主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
残った「するでしょう」は何なのでしょうか?
「するでしょう」は、動詞である「する」に
「でしょう」という味付けがされています。

この「でしょう」のように「動詞を味付けする」言葉のことを
「助動詞」といいます。

例えば、「彼は来るはずだ」についてを考えてみましょう。
「来る」は動詞です。「はずだ」は「来る」を味付けしています。
よって、「はずだ」は助動詞です。

2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。
助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?

結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、
常に動詞とセットに使うのです。

つまり「助動詞+動詞」のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。

よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。
つまり、「彼は」「でしょう」「する」「野球を」の語順になります。

3.それぞれを英語になおします。
「でしょう」に当る英単語は「will」です。

「彼は(=He)」「でしょう(=will)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。

※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。

また「でしょう」は「be going to」でも言い表すことができます。
「be going to」は近い未来を表します。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I'm going to meet him at five today.

基本どおり日本語訳にしていきます。

1.まずは副詞や前置詞句に( )をつけて、訳せなければ省略しました。

I'm going to meet him(at five)(today).
I'm going to meet him(省略)(省略).

2.次に動詞を探します。

この問題文には「be going to」があります。
つまり、「be going to」+「meet」で、「助動詞」+「動詞」です。

3.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが目的語、
補語になります。

I〔←助動詞+動詞:'m going to meet→〕him(at five)(today).

※)今の問題の場合、助動詞が入っていますが、助動詞は動詞と一塊で
考えてもらっても大丈夫です。

つまり、「I」は主語で、「him」は目的語になります。

よって、「Iはhimをmeetするつもり」と訳せます。
よって「私は彼と面会するつもりです」となります。

後は、勝手に省略した(at five)(today)を加えます。

以上より、「私は今日5時に彼と面会するつもりです。」となります。

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■■訳■■
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私は今日5時に彼と面会するつもりです。

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●●問題119●●
I'll finish reading the book by the end of this month.


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■■英文法の解説■■
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【前置詞】

今回のポイントは「until」と「by」の違いです。

「until=〜までずっと」、「by=〜までに」と訳すと習っていると思います。

しかし、「〜までずっと」と「〜までに」の違いが少しわかりにくいと思い
ますので、具体的な例を使用して説明します。

<例1>「朝まで飲んでいた」
   
朝まで読んでいたということは、朝までずっと「継続して」飲んでいたのです。
こういった時は「until」を使います。
つまり、「until=〜までずっと継続して」という意味になります。


<例2>「5時までに宿題を終わらせる」

5時までということは、4時に宿題をし終わってもいいのです。
5時はあくまで「期限」なのです。
こういった時は「by」を使います。
つまり、「by=〜までに(その時を期限に)」という意味になります。


では、「10時までに書類を提出する」という文の「までに」は、
「until」と「by」のどちらを使用すればいいのでしょうか。

そうですね。
9時に書類を提出してもいいですし、8時に書類を提出してもいいですよね。
つまり、10時は「期限」なのです。
よって、「by」を使います。

「until」と「by」は、「〜まで」という同じような意味なので、
ややこしいと思いますが、しっかり覚えておいてくださいね。

【動詞のing形】

「動詞のing形」は、以下の3通りのいずれかになります。

1.〜すること
(例)I like studying.(私は勉強をすることが好きです)

2.「名詞+動詞のing形」「動詞のing形+名詞」で「〜している名詞」
(例)the running dog.(走っている犬)

3.「be動詞+動詞のing形」で「〜しているところ」
(例)The dog is running.(その犬は走っているところです)

ちなみに今回の問題では、「finish+動詞のing形」=「〜すること終える」と
なります。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
I'll finish reading the book by the end of this month.

英文を訳すには、以下の手順に従えばよいのでした。

1.まず副詞、前置詞句に( )をつけて、訳せなければ省略します。

I'll finish reading the book(by the end of this month).

I'll finish reading the book(省略).

2.次に動詞を探します。

動詞の候補として「finish」「reading」があります。
どちらが動詞になるのでしょうか。

もし「reading」が動詞なら、「reading」より左にある「I'll finish」が
主語になって、「reading」より右にある「the book(省略)」
が目的語になります。

これは、おかしいですよね。

よって、動詞は「finish」になります。

3.動詞より「←(左)」にあるのが主語、「→(右)」にあるのが目的語、
補語になります。

I〔←動詞:'ll finish→〕reading the book(省略).

よって、主語が「I」、目的語は「reading the book」となります。

4.基本どおり訳します。
「主語+動詞+目的語」の形になっているので、
「主語は目的語を〜する」となります。

よって「Iはreading the bookをfinishするでしょう」となります。

では、「reading the book」をどのように訳せばいいのでしょうか。

「動詞のing形」は、以下の3通りのいずれかになりました。

1.〜すること
(例)I like studying.(私は勉強をすることが好きです)

2.「名詞+動詞のing形」「動詞のing形+名詞」で「〜している名詞」
(例)the running dog.(走っている犬)

3.「be動詞+動詞のing形」で「〜しているところ」
(例)The dog is running.(その犬は走っているところです)

今回の問題では、1で訳すると「finish+動詞のing形」=「〜すること終える」
になりうまく訳せると思います。

よって、「私は本を読むことを終わるでしょう」となります。

あとは、勝手に省略した(by the end of this month)の意味を足すだけです。

後は英単語を知っているかしらないかの差です。

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■■訳■■
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私は、今月の末までには本を読み終えるでしょう。

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●●問題120●●
Tell me what you think.


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■■英文法の解説■■
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【命令文〜私とあなたしかいない場合】

例えば、私は、あなたに宿題をしてもらいたいとします。
私は、あなたに何て言えばいいのですか?

「宿題をしなさい。」って感じで言えばいいのですね。
このように、人に、何かを命令する文のことを命令文と言います。

<イメージ図>
命令
私 ―――→ あなた


「私とあなたしかいない場合」の命令文について詳しく注目してみます。

日本語の場合、普通の文と命令文は何が違いますか?

あなたは宿題をする(普通の文) VS 宿題をしなさい(命令文)

1.普通の文には主語である「あなたは」がありますが、
命令文にはありませんよね。これが一つ目の違いです。

なぜ、主語がないのでしょうか?
なぜなら、私とあなたしかいない場合では、私は誰に命令するのか明白なので、
主語はいらないのですね。

2.次に違うのは、動詞の形が少し違います。
普通の文では、動詞は「する」になっていますが、
命令文では、動詞は「しなさい」になっています。

つまり日本語では、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのです。

本題に入ります。

「You play baseball.」
この文を訳すと、「あなたは野球をする」という意味になります。

これを「野球をしなさい」というように、命令文にしてみましょう。


日本語の場合、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのでした。

英語の場合もほぼ同じなのです。
普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えるのです。

この「必要であれば」の部分が日本語の場合と違いますね。

では、実際、普通の文を命令文になおしてみましょう。

【普通の文】
You play baseball.(あなたは野球をする)

1.主語をとります。
Play baseball.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)

2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。

【命令文】
Play baseball.(野球をしなさい)となります。


【第四文型】

第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。

例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。

日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。

例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。

しかし、英語ではそうはいきません。

「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」

というように、「前置詞」が必要になります。

giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1)」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。

sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。

ちなみに、第四文型に使用される動詞は決まっています。
それさえ覚えておけば、すぐに第四文型は見分けられるようになります。


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わかりやすい解説で、面白いほど英語がわかるようになります。
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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
Tell me what you think.

動詞に注目してください。

この文の動詞は「Tell」ですよね。
tellは大体、第四文型をとります。
つまり、「tell+目的語1+目的語2=目的語1に目的語2を言う」と訳します。

Tell〔目的語1:me〕〔目的語2:what you think〕.

問題文は命令文になっていることも考慮すると、
「meにwhat you thinkを言いなさい」と訳すことができます。

つまり「私にwhat you thinkを言いなさい」と訳すことができます。

what you thinkは「あなたの考えていること」と訳すことができます。

つまり、問題文は「私にあなたの考えていることを言いなさい」となります。

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■■訳■■
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あなたの考えを言いなさい。

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