パソコン版 メルマガのバックナンバーです(問題76〜90)。

次の英語を日本語になおしてください。
答えや解説を読みたい場合は、問題をクリックしてください。

※)「英文を1文ずつ読もう!(パソコン版)のバックナンバーです。英文1文ずつ、これでもかというくらい、丁寧な解説をつけているので、「なぜ、このような翻訳になるのか」がわかるようになります。

問題 英文の難易度 英文
問題76 ★★★☆☆ The car she wants to buy is nice.
問題77 ★★☆☆☆ The man was present at the ceremony.
問題78 ★★★☆☆ This picture reminds me of our holiday.
問題79 ★★☆☆☆ The man wrestled the alligator.
問題80 ★★☆☆☆ Find the verbs in the following sentences.
問題81 ★★★☆☆ The end of the movie was disappointing.
問題82 ★★★☆☆ It is dangerous to go there.
問題83 ★★★☆☆ Everyone reached the top of the mountain.
問題84 ★★★☆☆ To my great surprise, she failed again.
問題85 ★★★☆☆ I can not afford to buy a car.
問題86 ★★★☆☆ Music affords us pleasure.
問題87 ★★★☆☆ It is difficult to speak French fluently.
問題88 ★★★★☆ He told me that the road was closed.
問題89 ★★★★☆ An infant who drinks enough milk will not be undernourished.
問題90 ★★★★☆ The needle of a compass always points north.

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●●問題76●●
The car she wants to buy is nice.


★★ポイント★★

【関係代名詞】

関係代名詞を軽く説明します。

例えば「私が昨日買った本」という文に注目してみましょう。

どのような「本」なのでしょうか?「彼が昨日買った」本でしょうか?「私が買った」本でしょうか?
「私が昨日買った」本なのですよね。つまり、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。

このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。

「<私が昨日買った>本は」

では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。

日本語では、どんなに長くても形容詞(句or節)は、名詞の前にもってくるのでした。
(例)「<私が昨日書店で買った>本」
(例)「<昨日私のおじさんが空港で見た>女性」

しかし、英語では長いものは後に持ってくるので、「本<私が昨日買った>」のように、
名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのでした。
よって、「The book<私が昨日買った>」になります。

では、「私が昨日買った」の部分をどのように英語になおすのでしょうか。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I bought yesterday」です。
つまり、「The book<I bought yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。

結論から言えば、正解といえば正解なのですが、少し間違えです。

<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、
どれが動詞なのかわかりにくくなります。

つまり、The bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。

なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよという
マークをつけてやるのです。

そのマークは「who,whose,whom,which,that」なのです。

今の場合は「which」を使います。
よって、The book<which I bought yesterday>となります。

ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。

つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、
<that〜>になる可能性が高いのです。

☆)関係代名詞は省略することもできます。


■■解説■■
問題に戻ります。
The car she wants to buy is nice.

1.まずは動詞を探します。
この文には、「wants to buy=買いたい(1つの動詞として考えました)」と「buy」の2つの動詞の候補があります。
※)「want to〜=〜したい」

では、どちらが動詞なのでしょうか。実はこの文は「which」が省略されているのです。

The car〔which:省略〕she wants to buy is nice.

つまり、以下のようになっているのです。

The car<〔which:省略〕she wants to buy>is nice.

つまり、「wants to buy」は<>の中に入っているので、この文の動詞は、「is」なのです。

2.大抵、動詞より「←(左)」が主語、「→(右)」が補語か目的語です。

The car<〔which:省略〕she wants to buy>is nice.

よって、主語は「The car<〔which:省略〕she wants to buy>」で、補語は「nice」となるのです。

主語に注目してください。
The car<〔which:省略〕she wants to buy>

まずは主語だけを日本語訳にしてみましょう。
「<〔which:省略〕she wants to buy>であるThe car」と訳すのでした。
つまり、「<彼女が買いたい>車」と訳せるのです。

よって、「<彼女が買いたい(と思っている)>車はすばらしい」と
訳せるのです。

■■訳■■
彼女が買いたい車はすばらしい。


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●●問題77●●
The man was present at the ceremony.


★★ポイント★★

【過去形】

「私はテニスをする」という文を「過去」の話に変える場合、どうすればいいのですか?
「する」という動詞の部分を「した」に変えるのですね。

英語の場合も同じです。
「現在」の話を「過去」に変える場合、「動詞の形」を変えてやればいいのです。

では、どのように変えればいいのでしょうか?
英語の場合は、基本的には動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)→I played tennis.(私はテニスをした)」のような感じです。
しかし、すべての動詞に「ed」をつければいいのではありませんでした。

もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は、下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/

【be present at】
「be present at〜=出席している」です。
では、「欠席している」はどのように言えばいいのでしょうか。「be absent from」でした。
もし、知らなければ、しっかりと覚えておいてください。


■■解説■■
問題に戻ります。
The man was present at the ceremony.

「be present at〜=出席している」でした。
今の場合、be動詞が過去形の「was」になっているので、過去で訳せばいいのです。

The man【was present at】the ceremony.

よって、「その人は、the ceremonyに出席していた」と訳せるのです。


■■訳■■
その人は式典に出席していた。


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●●問題78●●
This picture reminds me of our holiday.


★★ポイント★★

【無生物主語】

例えば、「彼の死はみんなを悲しませた。」という文をみてください。

この文は、何か変な文ですよね。なぜ、この文は変な文なのでしょうか?

日本語では「物、事柄」を主語に持ってくることはあまりありません。
しかし、この文では「彼の死」という「物、事柄」が主語に来ているのです。
だからこの文を読むと変に感じるのです。

では、英語の場合はどうなのでしょうか?
英語の場合も、日本語と同じように、「物、事柄」を主語に持ってくることがあまりないのでしょうか?

実は、英語では「物、事柄」も主語にすることがあるのです。

つまり、「物、事柄」が主語にきている英文をそのまま訳すと、変になってしまうので、「物、事柄」が主語にきた英文には、
訳すコツが必要となるのです。

そのコツとは、
1.主語に「よって」をつける、
2.目的語があれば「〜は」に変える、
3.動詞を「する→される」「される→する」に変えるの3点です。

具体的にみてみましょう。

1.主語に「よって」をつける
彼の死<によって>みんなを悲しませた。

2.目的語があれば「〜は」に変える
彼の死<によって>みんな<は>悲しませた。

3.動詞を「する→される」「される→する」に変える
彼の死<によって>みんな<は><悲しんだ>。

よって、「彼の死によって、みんなは悲しんだ。」になります。


【remind A of B】
remind A of B=AにBを思い出させる


■■解説■■
問題に戻ります。
This picture reminds me of our holiday.

この文は、「remind A of B=AにBを思い出させる」を知っていれば、大体の意味はつかめたと思います。
もし知らなかった人がいれば、しっかり覚えておいてください。

This picture reminds【A:me】of【B:our holiday】.

つまり、「This pictureは【A:me】に【B:our holiday】を思い出させる」と訳せばいいのです。

あとは、それぞれの英単語を訳せば以下のように訳せます。

「この写真は私に休日を思いださせる」

この日本語は少し変に感じますよね。では、なぜ少し変に感じるのでしょうか。

そうです。「この写真」という「物、事柄」が主語になっているから少し変に感じてしまうのです。

「物、事柄」が主語にきている英文をそのまま訳すと、変になってしまうので、「物、事柄」が主語にきた英文は、以下の手順で
訳をなおせばいいのでした。

1.主語に「よって」をつける。
2.目的語があれば「〜は」に変える。
3.動詞を「する→される」「される→する」

1.主語に「よって」をつける。
「この写真によって私に休日を思いださせる」

2.目的語があれば「〜は」に変える。
「この写真によって私は休日を思いださせる」

3.動詞を「する→される」「される→する」
「この写真によって私は休日を思いだす」

■■訳■■
この写真によって私は休日を思いだす。
(=この写真を見ると、あの休日を思い出す。)


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●●問題79●●
The man wrestled the alligator.


★★ポイント★★

【英文を訳すコツ】

1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。

→前置詞句や副詞は訳さなくても文のあらすじはつかめます。
なので、前置詞句や副詞を見つければ( )をつけて、訳せなければ無視します。

2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

→主語、目的語、補語は、長くなって、どこからどこまでが主語、目的語、
補語なのかわからなくなってしまう場合が多いのです。
一方、動詞は、大抵1語なので、すぐに見つけることができます。

なので、まずは動詞を見つけてください。

3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

→どのような英文も、原則的に下の5つのタイプに分類できます。

第一文型→主語+動詞
第二文型→主語+動詞+補語
第三文型→主語+動詞+目的語
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語
第五文型→主語+動詞+目的語+補語

つまり、どのような英文でも原則的には、上の5つのタイプいずれかの形になって
いるのです。

つまり、英文では、動詞より←(左)にあるのが主語に、
動詞より→(右)にあるのが目的語や補語などになっているのです。

4.基本通り訳します。


【過去形】

「私はテニスをする」という文を「過去」の話に変える場合、どうすればいいのですか?
「する」という動詞の部分を「した」に変えるのですね。英語の場合も同じです。

「現在」の話を「過去」に変える場合、「動詞の形」を変えてやればいいのです。

では、どのように変えればいいのでしょうか?

英語の場合は、基本的には動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)→
I played tennis.(私はテニスをした)」のような感じです。

しかし、すべての動詞に「ed」をつければいいのではありませんでした。

もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は、
下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/


■■解説■■
問題に戻ります。
The man wrestled the alligator.

英単語が難しくて、動詞がどれかわからないと思います。
こういった時こそ、基本を思い出せば、大体の意味はつかめます。

1.まずは動詞を探します。
この文は、「The man」「wrestled」「the alligator」の3つの要素から構成されています。

「The man」は「その男性」と訳すので動詞になることができません。

「the alligator」はどうでしょうか。
この英単語を読んで見ると、「アリゲーター(=ワニ)」だということに気がつくと思います。

よって、動詞は「wrestled」しかありません。

2.大抵、動詞より左にあるのが主語で、右にあるのが目的語や補語になります。

今の問題の場合以下のようになります。
The man <←wrestled→>the alligator.

つまり、The man が主語、the alligatorが目的語か補語になります。
もしthe alligatorが補語の場合、「The man=the alligator」の関係が成立します。
つまり「その男性=アリゲーター(ワニ)」となって、変になってしまいます。
よって、the alligatorは目的語です。

よって、この文は「主語+動詞+目的語」の第三文型です。

3.基本どおり訳します。

よって、「主語は目的語を〜する」と訳せばいいのです。

「その男性は、アリゲーターをwrestledする」と訳せるのです。
ここまで、わかれば、「その男性がアリゲーターに何かをしていたのだな」ということがわかります。

あとは、前後の文で、wrestled の意味を推測すればいいのです。

■■訳■■
その男性はアリゲーターとレスリングした。


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●●問題80●●
Find the verbs in the following sentences.


★★ポイント★★

【命令文〜私とあなたしかいない場合】

例えば、私は、あなたに宿題をしてもらいたいとします。
私は、あなたに何て言えばいいのですか?

「宿題をしなさい。」って感じで言えばいいのですね。
このように、人に、何かを命令する文のことを命令文と言います。

<イメージ図>
命令
私 ―――→ あなた

「私とあなたしかいない場合」の命令文について詳しく注目してみます。

日本語の場合、普通の文と命令文は何が違いますか?

あなたは宿題をする(普通の文) VS 宿題をしなさい(命令文)

1.普通の文には主語である「あなたは」がありますが、
命令文にはありませんよね。
これが一つ目の違いです。

なぜ、主語がないのでしょうか?
なぜなら、私とあなたしかいない場合では、
私は誰に命令するのか明白なので、主語はいらないのですね。

2.次に違うのは、動詞の形が少し違います。
普通の文では、動詞は「する」になっていますが、
命令文では、動詞は「しなさい」になっています。

つまり日本語では、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのです。

本題に入ります。

「You play baseball.」
この文を訳すと、「あなたは野球をする」という意味になります。

これを「野球をしなさい」というように、命令文にしてみましょう。

日本語の場合、普通の文を命令文にする場合、
1.主語をとって、
2.動詞の形を変えればいいのでした。

英語の場合もほぼ同じなのです。
普通の文を命令文になおす場合、
1.主語をとって、
2.必要であれば動詞の形を変えるのです。

この「必要であれば」の部分が日本語の場合と違いますね。

では、実際、普通の文を命令文になおしてみましょう。

【普通の文】
You play baseball.(あなたは野球をする)

1.主語をとります。
Play baseball.(主語をとりました。文の初めの文字は大文字です。)

2.必要であれば動詞の形を変えます。
今の問題では動詞の形を変える必要はありません。

【命令文】
Play baseball.(野球をしなさい)となります。


■■解説■■
問題に戻ります。
Find the verbs in the following sentences.

1.まずは前置詞句、副詞に( )をつけます。
Find the verbs(in the following sentences).

とりあえず、( )の中は無視します。
Find the verbs(無視).

2.次に動詞を見つけます。
動詞はどれでしょうか。

verbsはどうでしょうか。
verbsの前には「the」がついています。
つまり、verbsは名詞なのです。
名詞は動詞にはなることができません。

よって、動詞は「Find」しかありません。
でも、「Find」が動詞であるならば、主語はどこにあるのでしょうか。

答えは、主語はこの文にはないのです。
この文では、主語がなく、「動詞+目的語」の形になっているのです。

つまり、この文は命令文なのです。
よって、「〜しなさい」と訳さなければなりません。

つまり、「Find the verbs(無視)」は、
「verbsを見つけなさい」と訳せるのです。

ここで、無視した( )の部分に注目します。
(in the following sentences)

「sentences」はセンテンスと読めますよね。
センテンスという言葉を聞いたことがありませんか。
センテンスは「文」という意味です。

またfollowingは「次の」「下記の」という意味の形容詞です。

よって、直訳すると「下の文の中で」となります。

以上をまとめます。
Find the verbs(in the following sentences).

「下の文の中でverbsを見つけなさい」と訳せます。
つまり、「下の文の中からverbsを見つけなさい」となります。

文の中から何を見つけなければならないのでしょうか。

ここで、学校で動詞のことをVとしていませんでしたか。
つまり、動詞の英単語の頭文字がVだと推測できます。

つまり、verbsは動詞という意味なのです。


■■訳■■
下の文から動詞を見つけなさい。


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●●問題81●●
The end of the movie was disappointing.


★★ポイント★★

【過去形】

「私はテニスをする」という文を「過去」の話に変える場合、
どうすればいいのですか?

「する」という動詞の部分を「した」に変えるのですね。

英語の場合も同じです。

「現在」の話を「過去」に変える場合、「動詞の形」を変えてやればいいのです。

では、どのように変えればいいのでしょうか?

英語の場合は、基本的には動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)→
I played tennis.(私はテニスをした)」のような感じです。

しかし、すべての動詞に「ed」をつければいいのではありませんでした。

もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は、
下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/


■■解説■■
問題に戻ります。
The end of the movie was disappointing.

1.まずは前置詞句、副詞に( )をつけます。
The end(of the movie)was disappointing.

とりあえず、( )の中は無視します。
The end(無視)was disappointing.

2.次に動詞を見つけます。
動詞はどれでしょうか。

「was disappointing」の形になっているので、
「be動詞+動詞のing形」の形だな、ということは、これが動詞で、
「〜しているところ」と訳すのだなと思ったのではないでしょうか。

disappointには動詞の意味もありますが、disappointingの
形になって、形容詞になることもあるのです。

よって、この問題の場合、動詞は「was」になります。

3.動詞より右(←)にあるのが主語で、左(→)にあるのが目的語か補語です。
The end(無視)<←動詞:was→>disappointing.

よって、主語は「The end(無視)」になります。
また、disappointingが補語になります。
※)補語には形容詞も入りました。

よって、「The end(無視)=was disappointing」と訳せばいいのです。

ここで、disappointという動詞に注目します。
disappointは、「失望させる」という意味を表す動詞なのです。

このような「〜させる」というタイプの動詞には注意が必要でした。

disappointingの時は「失望させる」
disappointedと過去分詞の形になった時は「失望する」と訳すのでした。

※)通常は、以下のように訳すのでした。
「動詞のing形」は「〜する」
「過去分詞」は「〜される」と訳すのでした。

この問題の場合は、disappointingの形になっているので、
「失望させる」と訳せばいいのです。

よって、「The end(無視)=失望させた」と訳せばいいのです。

では、無視した部分も考慮します。
The end(of the movie)was disappointing.

「その映画の終わり=失望させた」

あとは訳せると思います。

■■訳■■
その映画のオチは期待はずれだった。


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●●問題82●●
It is dangerous to go there.


★★ポイント★★

【不定詞の名詞的用法(応用)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。

よって、走ることは「to run」になります。


さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。

日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。

(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」

(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」

この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持って
いって、先に結論から述べていることがわかりますよね。


例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。

訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。


この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。

この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。

「■ is difficult」「to teach English」

そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。

つまり、「To teach English is difficult.」
=「It is difficult to teach English」になります。


<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」


■■解説■■
問題に戻ります。
It is dangerous to go there.

この文は、「It…to〜」の形になっています。

こういった場合、「It…to〜=〜することは…」と公式のように暗記した方が
早く訳せますが、なぜ、このような公式がでてくるのかを理解できるまでは、
「to〜」を元のItに戻してから訳せば良かったのでした。

よって、まずは、「to go there」をItに戻してやります。

To go there is dangerous.

この形になれば、文の構造がわかると思います。

1.まずは動詞を探します。
この文の動詞の候補は、「go」と「is」です。
では、どちらが、動詞なのでしょうか。

もし「go」が動詞ならば、主語は「To」になってしまいます。
これはおかしいですよね。
よって、動詞は「is」になります。

2.動詞より左(←)にあるのが主語、右(→)にあるのが補語や目的語になります。

To go there<←動詞:is→>dangerous.

よって、主語は、To go there、補語がdangerousになります。

よって、「To go thereは、dangerousです」と訳せばいいのです。

「to〜」を見たら、下の訳になるのでした。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

今の場合、「〜すること」と訳せばいいのでした。

よって、「そこに行くことは、dangerousです」と訳せばいいのです。

dangerousは有名な英単語ですよね。
知らなければ覚えておいてください。


■■訳■■
そこに行くのは危険です。


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●●問題83●●
Everyone reached the top of the mountain.


★★ポイント★★

【過去進行形】

例えば「私は野球をしているところでした」を英語になおしてみましょう。
※)テキスト形式なので、解説が少々読みにくいかもしれません。

以下の3つの手順に従えば、簡単に英作できるのでした。
1.まず主語、動詞、目的語、補語などを見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす

1.まず主語、動詞、目的語、補語などを見つけます。

「主語+目的語+動詞」
→「私は+野球を+しているところでした。」

2.次に英語の語順になおします。
英語では、主語+動詞+目的語の語順でした。

「主語+動詞+目的語」
→「私は+しているところでした+野球を」

3.それぞれを英語になおします。

私は→I
しているところでした→??
野球を→baseball

「しているところです」ならば、「am playing」ですが、
「しているところでした」はどのように英語になおせば良いのでしょうか?

「〜しているところでした」を英語になおすと、
「be動詞の過去形+動詞のing形」になるのです。

よって、以下のようになります。
私は→I
しているところでした→be動詞の過去形+動詞のing形
野球を→baseball

be動詞はどれを使えばいいのでしょうか?

主語がIなので、現在形ならば「am」を使うのです。
しかし、今は、過去形なので、「was」です。

よって、Iwas playing baseball.となります。


■■解説■■
問題に戻ります。
Everyone reached the top of the mountain.

1.まずは動詞を探します。
この文の動詞の候補は、「reached 」しかありません。
よって、動詞は「reached 」になります。

2.動詞より左(←)にあるのが主語、右(→)にあるのが補語や目的語になります。

Everyone<←動詞:reached→>the top of the mountain.

よって、主語は、Everyone、目的語がthe top of the mountainになります。

よって、「Everyoneはthe top of the mountainに到達した」と訳せばいいのです。

「the top of〜」は「〜の頂上」と訳します。
あとは訳せると思います。

■■訳■■
みんなは山の頂上に到達した。

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●●問題84●●
To my great surprise, she failed again.


■■英文法のポイント■■

【不定詞、決まり文句】

覚えておくべき決まり文句をあげておきます。
しっかり覚えておいてください。

To one's surprise 驚いたことに
to be sure    確かに
to begin with    まず第一に
to tell the truth    実を言えば
so to speak    いわば
as it were    いわば
strange to say    奇妙な話だが
to do〜justice    〜を公平に判断して
to make matters worse    更に悪いことには
not to speak of    〜は言うまでもなく
to be frank with you    率直にいって


【過去形】

「私はテニスをする」という文を「過去」の話に変える場合、
どうすればいいのですか?

「する」という動詞の部分を「した」に変えるのですね。

英語の場合も同じです。

「現在」の話を「過去」に変える場合、「動詞の形」を変えてやればいいのです。

では、どのように変えればいいのでしょうか?

英語の場合は、基本的には動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)→
I played tennis.(私はテニスをした)」のような感じです。

しかし、すべての動詞に「ed」をつければいいのではありませんでした。

もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は、
下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/


■■解説■■
問題に戻ります。
To my great surprise, she failed again.

「To one's surprise=驚いたことに」と訳します。
では、問題文の「great」って一体何なのでしょうか?

これは簡単です。
「とても驚いたことに」というように「とても」を入れたい場合、
「great」を入れるのです。

よって、「To my great surprise」は「とても驚いたことに」と訳すことができます。

では「she failed again.」はどのように訳せばいいのでしょうか。

この文の動詞はどれでしょうか?

そうですね。failedしかありませんよね。
しかも、動詞に「ed」がついているので、過去形になっています。

また「again」は「再び」と訳すことができます。

よって、「彼女は再び失敗した」と訳せるのです。


■■訳■■
とても驚いたことに、彼女は再び失敗した。



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●●問題85●●
I can not afford to buy a car.


■■英文法のポイント■■

【can afford to〜】
can afford to〜=〜する余裕がある
※)経済的・時間的な余裕

【助動詞】

例えば「彼は野球をすることができる」を英語になおしてみましょう。

以下の手順に従えば、簡単に英作ができました。
1.主語、動詞、目的語、補語を見つける
2.英語の語順になおす
3.それぞれを英語になおす

1.主語は「彼は」、目的語は「野球を」です。
残った「することができる」は何なのでしょうか?

「することができる」は、動詞である「する」に「できる」
という味付けがされています。
この「できる」のように「動詞を味付けする」言葉のことを「助動詞」
といいます。

例えば、「彼は来るはずだ」についてを考えてみましょう。
「来る」は動詞です。「はずだ」は「来る」を味付けしています。
よって、「はずだ」は助動詞です。

2.英語の語順になおします。
「主語+動詞+目的語」の語順でした。助動詞はどこに入れればいいのでしょうか?

結論を言うと、助動詞は動詞を味付けする言葉なので、
常に動詞とセットに使うのです。
助動詞+動詞のように、助動詞は常に動詞の前に持ってきます。

よって、この問題では「主語+助動詞+動詞+目的語」となります。
つまり、「彼は」「できる」「する」「野球を」の語順になります。

3.それぞれを英語になおします。
「できる」に当る英単語は「can」です。

「彼は(=He)」「できる(=can)」「する(=play)」「野球を(=baseball)」
となります。

※)英語になおす時、2つのことに気をつけてください。
助動詞は主語が三人称単数であっても、「s」はつけないことと、
助動詞の後の動詞は常に「原形」になるということです。


■■解説■■
問題に戻ります。
I can not afford to buy a car.

「can afford to〜=〜する余裕がある」を知っていれば簡単に訳せたと思います。

でも、これを知らなくても文の意味はつかめるようにしてください。

というのも、よっぽど学習の進んだ人を除いて、英文を読んでいると必ず知らない
英単語がでてきます。知らない英単語を見る度に辞書で調べると効率が悪いですし、
多くの英単語には1つ以上の意味があって、文脈がわからないと、どの訳を使用して
いいのかわからなくなってしまう場合があるからです。

つまり「英文を全部読んで文脈をつかむ→辞書で調べる」という手順が大切です。


そこで、「can afford to〜=〜する余裕がある」を知らない前提で日本語訳にしてみます。

パッと見て、「afford to〜」がわからないと思います。
そこで、わからない部分を( )に入れてみます。

I can not(afford to)buy a car.

I can not(とりあえず無視)buy a car.

この文は訳せるのではないでしょうか。
訳すと「私は車を買うことができない」という意味になります。

このようにわかならい部分を省略することで大体の意味をつかむことができる
こともあります。

※)今回はやや簡単な文なので、「当たり前」に感じてしまうかもしれませんが、
難しい文になると、こういったことを忘れてしまう方が多いです。文が難しく
なっても、こういったことを忘れないでくださいね。


■■訳■■
私は自動車を買うだけの(経済的な)余裕がない。


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●●問題86●●
Music affords us pleasure.


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■■英文法の解説■■
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【can afford to〜】
can afford to〜=〜する余裕がある
※)経済的・時間的な余裕

【afford+A+B】
・afford+A+B=AにBを与える
・afford+B to A=AにBを与える

A:人など、B:物・事

【第四文型】

第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。

例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。

日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。

例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。

しかし、英語ではそうはいきません。

「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」

というように、「前置詞」が必要になります。

giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1)」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。

sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
Music affords us pleasure.

今回も問題85に引き続き「afford」の出題です。
しかし、問題85と違った用法ですので、注意してください。

英文を訳すコツを覚えていますか?
少し手順を省略していますが、大雑把に言うと以下でした。

1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。
2.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

よって、1.まずは動詞を探してみます。
動詞はどれでしょうか?
「affords」しかありませんよね。
よって、動詞は「affords」です。

2.「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」でした。

Music【←動詞:affords→】us pleasure.

よって、主語は「Music」です。

では、「us pleasure」は何なのでしょうか。
「we―our―us」でした。
つまり、「us」は目的格です。
つまり、「私達を」と訳します。

pleasureは「楽しみ」です。

our pleasureであれば「私達の楽しみ」で一つの目的語や補語になりますが、
us pleasureですので、「私達を」+「楽しみ」と2つの語になります。

つまり、この文は、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の第四文型に
なっているのです。

【主語:Music】【←動詞:affords→】【目的語1:us】【目的語2:pleasure】
つまり、「主語は目的語1に目的語2を〜する」と訳せばいいのです。

よって、「音楽は私達に楽しみをaffordする」と訳せばいいのです。

問題85では、affordは「〜する余裕がある」という感じで訳しました。
この問題でも同じように日本語訳にしてもいいのでしょうか?

駄目ですよね。
同じように訳そうとすれば、かなり変な意味になってしまいます。

では、どのように訳せばいいのでしょうか。
もう一度、以下を見てください。

「音楽は私達に楽しみをaffordする」

この文を見れば、なんとなく「afford=与える」と訳すのでは?
と想像できませんでした?

実際、affordには、「afford+A+B=AにBを与える」という意味があるのです。
※)A:人など、B:物・事

ちなみに、第四文型は書き換えることができました。
つまり、以下のように書き換えることもできるのです。

afford+A+B=afford+B to A

問題文を書き換えると以下のようになります。
Music affords us much pleasure to us.

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■■訳■■
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音楽は私達に楽しみを与えてくれる。

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●●問題87●●
It is difficult to speak French fluently.


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■■英文法の解説■■
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【不定詞の名詞的用法(応用)】

人や物などの名前を「名詞」というのでした。
しかし、人や物などの名前以外にも「名詞」はありました。

何でしたっけ?

そうですね。
「動詞」に「こと」をつけたものですね。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のように、
「動詞」に「こと」をつければ、名詞に変わるのでした。

さて、この「走ること」を英語になおしてみてください。

「走る」は「run」です。
「こと」にあたる英単語は「to」でした。

よって、「走ること」は「run to」になる!と思いましたか?

違いましたよね。
「to」は必ず動詞の前に持ってくるのでした。
よって、走ることは「to run」になります。

さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。

日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。

(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」

(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、
そして、その女性を私は見た、空港で。」

この文を見ると英語の文では、長いものや、ややこしいものはすべて
後に持っていって、先に結論から述べていることがわかりますよね。


例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。

訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。

この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。

この文のように主語にある「to〜」が長い場合、
英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。

「■ is difficult」「to teach English」

そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、
「It」を持ってくるのです。

つまり、「To teach English is difficult.」
=「It is difficult to teach English」になります。

<<<まとめ>>>
「to〜」を見たら、下の訳になります。

1.「〜すること」
2.「〜するための」「〜すべき」
3.「〜するために」
4.単なる前置詞の「to」

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
It is difficult to speak French fluently.

「It is ... to〜=〜することは...」という風に公式のように暗記していると、
簡単に訳せます。

【It is】difficult【to】speak French fluently.

よって、「speak French fluentlyすることはdifficult」となります。
つまり、「フランス語を流暢に話すことは難しい」となります。


公式みたいに覚えるのは嫌だという方に、簡単に解説しておきます。

主語にある「to〜」を後に持っていったので、
そのマークとして「It」があるのでした。
(この解説がわからない場合は上の英文法のポイントをしっかり読んでください)

つまり、Itの位置に「to〜」を持っていけば元に戻るのです。

It is difficult【to speak French fluently】.
→【To speak French fluently】is difficult.


英文を訳すにはコツがありました。
それは、1.まず、動詞を探して、2.主語、動詞、目的語、補語を見つけて、
基本どおり訳せばいいのでした。

1.この文の動詞はどれでしょうか?
speakが動詞であれば、主語がtoになってしまうので、変ですね。
よって、動詞は「is」になります。

2.「動詞より←(左)」にあるのが主語で、「動詞より→(右)」にあるのが
目的語や補語でした。

To speak French fluently【←動詞:is→】difficult.

よって、【To speak French fluently】が主語で、difficultが補語になります。

つまり、「主語は補語です」と訳せばいいのです。
つまり、「【To speak French fluently】はdifficultです」と訳せばいいのです。

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■■訳■■
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フランス語を流暢に話すことは難しい。

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●●問題88●●
He told me that the road was closed.


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■■英文法の解説■■
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【that】

「私は、彼が無実だと知っている」を英語になおしてください。

1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけるのでした。

主語は「私は」ですね。
これは、「誰が」知っているのかを考えるとわかります。

では、私は、「何を」知っているのでしょうか?
「無実だと」知っているのでしょうか?
「彼が無実だと」知っているのでしょうか?

もちろん、私は、「彼が無実だと」知っているのですね。
よって、目的語は、「彼が無実だと」です。

よって、残った「知っている」が動詞です。

よって、この文は以下のようになります。

「主語+目的語+動詞」
=「私は+彼が無実だと+知っている」

2.次に英語の語順になおして、それぞれを英語になおすのでした。

英語の語順になおすと「主語+動詞+目的語」です。
よって「私は+知っている+彼が無実だと」の語順になります。

それぞれを英語になおすと以下のようになります。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→??


では、「彼が無実だと」の部分をどうやって、
英語になおせばいいのでしょうか?

「彼は無実だ」を英語になおすと「He is innocent.」です。

私は→I
知っている→know
彼が無実だと→he is inncent.

よって、答えは、「I know he is innocent.」なのでしょうか?

間違えではありませんが、ここで少し覚えておいて欲しいことがあります。

それは「he is inncent」の前に、「that」を入れる必要があるということです。
※)thatは省略されることもあります。

なぜ、「that」を入れる必要があるのでしょうか?

もし、「that」をなくして「I know he is innocent.」という文にしてしまうと、
主語が「I」なのか、「he」なのか、動詞も「know」なのか、「is」なのか、
すぐには、わからないですよね。

そこで、「he is inncent.」の部分は、まとめて「目的語」なんだよ
というマークである「that」を入れてやるのです。

よって、答えは、「I know that he is innocent.」になります。


少し、説明が難しいですよね。
そこで、下を覚えてしまってください。
そうすると、楽に問題を解けます。

I know【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】ということを知っている。
I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。

※)【】の部分が目的語となっています。


【第四文型】

第四文型とは、「主語+動詞+目的語1+目的語2」の形の文のことです。

例えば、「私は彼に本をあげる」というような文章のことです。

日本語では、第四文型の場合、2つある目的語を入れ替えて、
「主語+目的語1+目的語2+動詞」としても、
「主語+目的語2+目的語1+動詞」としても大丈夫です。

例えば、日本語では、「私は彼に本をあげる」でも
「私は本を彼にあげる」でも大丈夫ですよね。

しかし、英語ではそうはいきません。

「主語+動詞+目的語1+目的語2)」⇔
「主語+動詞+目的語2+前置詞+目的語1」

というように、「前置詞」が必要になります。

giveの場合、「give+目的語1+目的語2」⇔
「give+目的語2+to+目的語1)」
=「主語は目的語1に目的語2をあげる」になります。

sendの場合、「send+目的語1+目的語2」⇔
「send+目的語2+to+目的語1」
=「私は(人)に(物)を送る」になります。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
He told me that the road was closed.

以下のことを覚えなければならないのでした(英文法の解説より)。

I know【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】ということを知っている。
I think【that 主語+動詞+〜】=私は【主語が動詞〜】だと思う。

つまり、【that〜】は一塊になって、目的語になることがあるのです。

今の問題の場合も同様です。
【that〜】が一塊になって目的語になっているのです。

He told me【that the road was closed】.


ところで、tell(=toldの現在形)の使い方を覚えていますか?

「tell+人+物・事=人に物・事を教える」でした。

今の問題はどうでしょうか?

He told【人:me】【物・事:that the road was closed】.

「tell+人+物・事=人に物・事を教える」の形になっていますね。

よって、「彼は【人:me】に【物・事:that the road was closed】を
教えた」と訳すことができます。

つまり「彼は私に【物・事:that the road was closed】を教えた」と訳せます。

では、「that the road was closed」をどのように訳せばいいのでしょうか。

「the road was closed」はbe動詞+過去分詞になっているので、受動態の文です。
つまり、「〜された」と訳すのです。

よって、「その道路が閉じられていた」、
つまり「その道路が通行禁止になっていた」と訳せます。

thatは、「〜ということを」などと訳すのでした。

つまり、「that the road was closed」は「その道路が通行禁止になっていた
ということを」と訳すことができます。


以上のことより、問題文は、「彼は私に【その道路が通行禁止になっていた
ということを】を教えた」と訳すことができます。

しかし、厳密に言えば、この訳は間違えています。
thatを使用する時、時制の一致に気をつけなければなりませんでした。

つまり「彼は私にその道路が通行禁止になっていることを教えた」となります。

※)時制の一致とは?

He told me that the road was closed.

toldが過去形なので、それにつられてwasと過去形になっているだけなのです。
よって、the road was closedを訳すと現在の意味になります。

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■■訳■■
============================

彼は私にその道路は通行禁止になっていると教えてくれた。

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●●問題89●●
An infant who drinks enough milk will not be undernourished.


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■■英文法の解説■■
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【関係代名詞】

関係代名詞を軽く説明します。
例えば「私が昨日買った本」という文に注目してみましょう。

どのような「本」なのでしょうか?
「彼が昨日買った」本でしょうか?「私が買った」本でしょうか?

「私が昨日買った」本なのですよね。
つまり、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。

このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。

「<私が昨日買った>本は」


では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。

日本語では、どんなに長くても形容詞句or節は名詞の前にもってくるのでした。
(例)「<私が昨日書店で買った>本」
(例)「<昨日私のおじさんが空港で見た>女性」

しかし、英語では長いものは後に持ってくるのでした。

よって、「本<私が昨日買った>」のように
名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのでした。

よって、「The book<私が昨日買った>」になります。

では、「私が昨日買った」の部分をどのように英語になおすのでしょうか。

「私は昨日買った」を英語になおすと「I bought yesterday」です。
つまり「The book<I bought yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。

結論から言えば、正解といえば正解なのですが、少し間違えです。

<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、
どれが動詞なのかわかりにくくなります。

つまり、The bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。

なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよという
マークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」なのです。

今の場合は「which」を使います。
よって、The book<which I bought yesterday>となります。


ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。

つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、
<that〜>になる可能性が高いのです。

☆)関係代名詞は一定の条件の時、省略することもできます。

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■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
An infant who drinks enough milk will not be undernourished.

whoがあります。
whoは<>になる可能性が高かったのでした(英文法の解説より)。

では、どこまで<>でくくれるのでしょうか?

An infant<who drinks enough milk will not be undernourished.

これを考える前に、この文の動詞を探しましょう。

動詞の候補として、「drinks」と「be」があります。
では、どちらが動詞なのでしょうか?

もし「drinks」が動詞なら、「drinks」より左の「An infant<who」が主語で、
「drinks」より右にある「enough milk will not be undernourished」
が目的語か補語になります。

これは、おかしいですよね。「An infant<who」が主語なんて変ですし、
「enough milk will not be undernourished」も、変ですね。

よって、この文の動詞は「be」です。
willは助動詞です。助動詞は動詞の前に付きました。

An infant<who drinks enough milk(←助動詞+動詞:will not be→)
undernourished.

よって、「An infant<who drinks enough milk」が主語で、
「undernourished」が補語になります。


さて、どこまで<>でくくれるのでしょうか?
ここまでわかれば、もうわかりますよね。

An infant<who drinks enough milk>will not be undernourished.

つまり、<who drinks enough milk>がAn infantを説明しているのです。


では「An infant<who drinks enough milk>」をどう訳すのでしょうか。

「<who drinks enough milk>であるAn infant」と訳せばいいのですよね。

つまり、「<十分なミルクを飲んでいる>幼児」と訳すことができます。

※)enoughも、infantも、このメルマガで出てきています。
一度出てきた英単語は訳せるようにしてくださいね。

以上をまとめます。

An infant<who drinks enough milk>will not be undernourished.

「<十分なミルクを飲んでいる>幼児は、undernourishedでないでしょう。」
と訳せます。

「undernourished」は何と訳せばいいのでしょうか?

これは、もし知らなければ前後の文から意味を推定するしかありませんよね。

「undernourished=栄養不足の」と訳します。

あとは大丈夫ですね。

============================


============================
■■訳■■
============================

十分なミルクを飲んでいる幼児は栄養不足にならないでしょう。

============================


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●●問題90●●
The needle of a compass always points north.


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■■英文法の解説■■
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【英文を訳すコツ】

基本的な英文の訳し方を解説します。
何度も解説していますので、もうわかっている人は飛ばしてください。

1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。

→前置詞句や副詞は訳さなくても文のあらすじはつかめます。
なので、前置詞句や副詞を見つければ( )をつけて、訳せなければ無視します。

2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

→主語、目的語、補語は、長くなって、どこからどこまでが主語、目的語、
補語なのかわからなくなってしまう場合が多いのです。
一方、動詞は、大抵1語なので、すぐに見つけることができます。

なので、まずは動詞を見つけてください。

3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。

→どのような英文も、原則的に下の5つのタイプに分類できます。

第一文型→主語+動詞
第二文型→主語+動詞+補語
第三文型→主語+動詞+目的語
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語
第五文型→主語+動詞+目的語+補語

つまり、どのような英文でも原則的には、上の5つのタイプいずれかの形になって
いるのです。

つまり、英文では、動詞より←(左)にあるのが主語に、
動詞より→(右)にあるのが目的語や補語などになっているのです。

4.基本通り訳します。

第一文型→主語+動詞=主語は〜する
第二文型→主語+動詞+補語=主語は補語です
第三文型→主語+動詞+目的語=主語は目的語を〜する
第四文型→主語+動詞+目的語+目的語=主語は目的語を目的語に〜する
第五文型→主語+動詞+目的語+補語=主語は目的語=補語に〜する

============================


============================
■■英文の解説■■
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問題に戻ります。
The needle of a compass always points north.

1.前置詞句や副詞(=〜ly)を見つければ( )をつけるのでした。

多くの副詞は「〜ly」の形になっています。
alwaysは「〜ly」の形になっていませんが有名な副詞です。

The needle(of a compass)(always)points north.

2.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。

動詞はどれでしょうか?
これは中々難しいですよね。

ここで、この問題における2通りの動詞の見つけ方を説明します。

<方法1>
alwaysは、動詞の前にくる有名な副詞です。
よって、pointsが動詞になります。

<方法2>
どのような文でも基本的に、「主語+動詞+〜」の形になっているので、
The needle(of a compass)が主語だとわかります。

残りのpoints northに動詞があるのです。
主語の次が動詞なので、pointsが動詞だとわかります。

3.大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります

The needle(of a compass)(always)【←動詞:points→】north.

よって、主語はThe needle(of a compass)、
目的語はnorthになります。

4.基本通り訳します。

「The needle(of a compass)は、(always)、northをpointsする」
と訳せます。

英単語は難しいですが、読んでみると、意味がわかります。
needle→ニードル→針
compass→コンパス=羅針盤

よって、The needle(of a compass)は「羅針盤の針」と訳せます。

よって、「羅針盤の針は、(always)、北をpointsする」

ここまで、できれば、pointsの意味も想像できると思います。

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============================
■■訳■■
============================

羅針盤の針は常に北を示す。

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