パソコン版 メルマガのバックナンバーです(問題16〜30)。

次の英語を日本語になおしてください。
答えや解説を読みたい場合は、問題をクリックしてください。

※)「英文を1文ずつ読もう!(パソコン版)のバックナンバーです。英文1文ずつ、これでもかというくらい、丁寧な解説をつけているので、「なぜ、このような翻訳になるのか」がわかるようになります。

問題 英文の難易度 英文
問題16 ★★★☆☆ The child raising his right hand is John.
問題17 ★☆☆☆☆ My father has been ill in bed since Friday.
問題18 ★★★☆☆ This is the book that I recommend to you.
問題19 ★★★☆☆ It is important to know the rules of the game.
問題20 ★★★☆☆ To be frank with you,I have no money.
問題21 ★★☆☆☆ We have just finished supper.
問題22 ★★★☆☆ I want to help people who are not happy.
問題23 ★★★★☆ The hurricane damaged not only North Carolina but also New Jersey.
問題24 ★☆☆☆☆ Mr. Smith was working with his wife.
問題25 ★★★★☆ I will wear either the gray coat or the brown sweater with this pair of pants.
問題26 ★★☆☆☆ My daughter works for the post office in Salt Lake City.
問題27 ★★☆☆☆ My sister chose two shirts for my graduation present.
問題28 ★★☆☆☆ The milk surely tastes sour.
問題29 ★★☆☆☆ This is our answer, and no one disagrees.
問題30 ★★★★☆ The injured boy could neither walk nor talk.

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●●問題16●●
The child raising his right hand is John.
★★ポイント★★
少しややこしい文の訳し方、分詞

1.最も見つけやすいのが動詞です。まずは、動詞を探してください。
この問題では、動詞候補はraisingとisの2つあります。
さてどちらが動詞なのでしょうか。
もし、raisingが動詞なら「be動詞+動詞のing形」になっていなければなりません。
よって、raisingは動詞ではありません。
動詞は「is」になります。

B大抵の場合、「動詞より←(左)にあるのが主語」、
「動詞より→(右)にあるのが目的語や補語など」になります。
「The child raising his right hand(←is;動詞→) John.」
つまり、「動詞より←(左)」にある「The child」が主語で、
「動詞より→(右)」にある「John」が補語になります。

C基本通り訳します。
この問題は、「主語=補語」の第二文型なので、
「主語は補語です」と訳します。
つまり、この文では、「The child raising his right handはJohnです」
という訳になります。

さて、ここで「The child raising his right hand」の訳が問題となります。
この訳を考える前に形容詞句の復習をしましょう。


<<↓これは以前のメールマガジンで送信した内容と同じです。>>

<参考;形容詞句>
「サングラスをかけている少年」は、どのような少年なのでしょうか?
メガネをかけた少年でもなくて、コンタクトをした少年でもなくて、
「サングラスをかけた」少年なのです。
つまり、「サングラスをかけた」は、どのような少年なのかを説明している語句です。
このように、どのような名詞なのかを説明する語句を「形容詞(句)」といいます。
分詞は形容詞句の一種なのです。

ところで、日本語では、どのような形容詞句でも、「<サングラスをかけた>少年」
のように、名詞の前にもっていきます。名詞の前からどのような名詞なのかを説明するのです。
しかし、英語では、形容詞句は名詞の後に持っていくのです。
名詞の後からどのような名詞なのかを説明するのです。
「少年<サングラスをかけた>」のようなイメージです。

<<↑これは以前のメールマガジンで送信した内容と同じです。>>


さて、問題に戻りますが、「動詞のing形」は、be動詞と一緒に使われれば、
「be動詞+動詞のing形」で進行形になりますが、「動詞のing形」の時は分詞になりました。
よって、「raising his right」は、
どのような「The child」なのかを説明している分詞なのです。

The child <raising his right>

よって、「<右手をあげている>子供」という訳になります。


※)ちなみに、余談ですが、
raise=〜をあげる(「〜を」というように目的語をとる)
rise=あがる(目的語をとらない)


(もし、よくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。
Yahooなどで「Get you English」と検索すればでてきます。)

■■訳■■
右手をあげている子供はジョンです。

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●●問題17●●
My father has been ill in bed since Friday.
★★ポイント★★
現在完了形

「have + 過去分詞」の形を「現在完了形」というのでした。
現在完了形は、1.完了(〜してしまった)、2.継続(ずっと〜している)、
3.経験(〜したことがある)のいずれかで訳すのでした。

では、「have + 過去分詞」を文で見つけた時、上記の1〜3のどれで訳せばいいのでしょうか?

1の訳になる時は、「just(ちょうど)」や「already(すでに)」が文で使われることが多いです。
2の訳になる時は、「since〜(〜から)」や「for+期間(〜の間)」が文で使われることが多いです。
3の訳になる時は、「often(しばしば)」や回数を表す語句が文で使われることが多いです。

今の問題の場合は、「since〜(〜から)」が文にあるので、2の継続で訳します。


■■訳■■
私の父親は金曜日からずっと病気で寝ている。

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●●問題18●●
This is the book that I recommend to you.
★★ポイント★★
関係代名詞

<<<<<以下から関係代名詞についての解説です。>>>>>
関係代名詞を軽く説明します。

例えば「私が昨日買った本」に注目してみましょう。

「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。

このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞(句or節)などを見つければ<>をつけるのでした。

「<私が昨日買った>本は」

では、「<私が昨日買った>本は」を英語になおしてみましょう。

日本語では、どんなに長くても形容詞(句or節)は、名詞の前にもってくるのでした。
(例「<私が昨日書店で買った>本」)

さて英語では「<私が昨日買った>本」は、このままの語順で良いのでしょうか?

英語は長いものは後に持ってくるのでした。
なので、「本<私が昨日買った>」のように、名詞の後から、どのような名詞なのかを説明するのです。

それぞれを英語になおすと、「The book<私が昨日買った>」になります。

「私が昨日買った」の部分が英語になおせません。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I bought yesterday」です。

つまり、「The book<I bought yesterday>」が答えだと思った人も多いと思います。

結論から言えば、間違えです。

<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、どれが動詞なのかわかりにくくなります。
The bookが主語なのか、Iが主語なのかわかりません。

なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよというマークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」があります。
今の場合は「which」を使います。

よって、The book<which I bought yesterday>となります。

ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てく
る時、文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。

つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、<that〜>になる可能性が高いのです。

<<<<<<<ここまでが関係代名詞の説明です>>>>>>>>


1.まずは動詞を見つけます。

動詞の候補はisとrecommendの2つあります。
しかし、思い出してください。

<that〜>は関係代名詞になる可能性が高いのでした。

つまり、今の問題の場合は、This is the book<that I recommend to you>.
というように、<that I recommend to you>の部分がどのようなthe book
なのかを説明している言葉なのです。

よって、動詞はisとなります。


2.次にこの文の構造を考えます。
この文は「This is A=これはAです」の文です。

今の問題の場合、Aにあたる部分が the book<that I recommend to you>になります。

よって、
「これはAです。」
⇔「これは、the book<that I recommend to you>です。」
⇔「これは、<that I recommend to you>という本です。」
⇔「これは、<私があなたに薦める>本です。」
となります。


■■訳■■
これは私があなたに薦める本です。

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●●問題19●●
It is important to know the rules of the game.
★★ポイント★★
不定詞の名詞的用法、形式主語

<<<<<<<以下から不定詞の名詞的用法、形式主語の説明です>>>>>>>

人や物の名前を名詞というのでした。
では、動詞を名詞に変えるにはどうすればいいのでした?
動詞に「こと」をつければ、名詞になるのでした。
例えば、「走る(動詞)→走ること(名詞)」のような感じです。

では、英語において、動詞である「go to〜(〜に行く)」を
名詞に変えるにはどうすればいいのでした?

日本語の「こと」にあたる言葉は「to」でした。

この「to」を動詞の前につければよいのでした。
よって、「to go to〜(〜に行くこと)」になります。


さて、話は変わります。
英語では、長いものや、ややこしいものはすべて後に持っていって、
結論から先に言う言葉なのでした。

日本語と英語の文を比べてみると明らかにわかります。

(日本語のイメージ)「私のおじさんは、私が空港で見た女性と結婚した。」
(英語のイメージ)「私のおじさんは結婚した、女性と、そして、その女性を私は見た、空港で。」

この文を見ると英語の文では、先に結論から述べていることがわかりますよね。


例えば、「To teach English is difficult.」という文に注目してください。
この文の主語は、「To teach English」、
動詞は、「is」、
補語は、「difficult」です。

訳すと、「英語を教えることは難しい」になります。


この文では明らかに、「主語」の部分が長いですよね。
この文のように主語にある「to〜」が長い場合、英語では、その「to〜」を後に持っていくのです。

「■ is difficult」「to teach English」

そして元々「to teach English」のあった部分(■の部分)に、「It」を持ってくるのです。

つまり、「To teach English is difficult.」=「It is difficult to teach English」になります。

(この話がよくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。
Yahooなどで、「Get you English」と検索すればでてきます。)

<<<<<<<<<<<ここまでが説明です>>>>>>>>>>>>>>>

問題に戻ります。
問題文は、「It is important to know the rules of the game.」でした。

Itは、to〜以下の内容を示すのでした。


「It is important」「to know the rules of the game.」


to〜以下をItの位置に元に戻すと、「to know the rules of the game」「is important.」
つまり、To know the rules of the game is important.になります。


よって、この文の主語は、「To know the rules of the game」、
動詞は、「is」、
補語は、「important」です。


「To know the rules of the gameは重要です」と訳します。

■■訳■■
ゲームのルールを知ることは重要です。

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●●問題20●●
To be frank with you,I have no money.
★★ポイント★★
不定詞、決まり文句

この問題は覚えているか覚えていないかで訳せるか訳せないかが変わってしまいます。

この他にも、覚えておくべき決まり文句をあげておきます。
しっかり覚えておいてください。


to be sure    確かに
to begin with    まず第一に
to tell the truth    実を言えば
so to speak    いわば
as it were    いわば
strange to say    奇妙な話だが
to do〜justice    〜を公平に判断して
to make matters worse    更に悪いことには
not to speak of    〜は言うまでもなく
to be frank with you    率直にいって


■■訳■■
素直にいって、私はお金がない。

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●●問題21●●
We have just finished supper.
★★ポイント★★
時制(現在完了の完了)

<<<<<<<<時制(現在完了の完了)の説明>>>>>>>>>>

「have + 過去分詞」の形を「現在完了形」というのでした。
現在完了形は、1.完了(〜してしまった)、2.継続(ずっと〜している)、
3.経験(〜したことがある)のいずれかで訳すのでした。

では、「have + 過去分詞」を文で見つけた時、上記の1〜3のどれで訳せばいいのでしょうか?

1の訳になる時は、「just(ちょうど)」や「already(すでに)」が文で使われることが多いです。
2の訳になる時は、「since〜(〜から)」や「for+期間(〜の間)」が文で使われることが多いです。
3の訳になる時は、「often(しばしば)」や回数を表す語句が文で使われることが多いです。

今の問題の場合は、「just(ちょうど)」が文にあるので、1の完了で訳します。

※)過去形と現在完了形(完了)の区別
例えば、「(A)時計をなくしてしまった」と「(B)10分前に時計をなくした」という2つの文に注目してください。

(A)の文の時制は「現在完了(完了)」で、(B)の文の時制は「過去」になります。

ではなぜ、(A)が現在完了(完了)で、(B)が過去なのでしょうか?

先に結論から言うと、「過去に何かをして、その結果現在はこうなんだ」という場合は現在完了形を、
「単に過去こういう事実があった」という場合は過去形を使うので、(A)が現在完了(完了)で、
(B)が過去なのなんです。

ちょっとわかりづらいと思うので、詳しく説明します。

(A)の文を見てください。
(A)の文では、「時計をなくしてしまった(その結果、現在、時計を持っていない)」、
つまり「過去に時計をなくして、その結果現在も時計がない」という意味を表しています。
なので、現在完了(完了)を使います。

(B)の文では、「10分前に時計をなくした」のですが、「現在は時計が見つかったかもしれないし、まだ
時計がないのか、どちらなのかわからない」のです。
つまり、(B)の文では「単に時計をなくした」という過去の事実を示しているだけなのです。
なので、過去形を使うのです。


(この話がよくわからない時は「Get you !! English !!」を読んでください。
Yahooなどで、「Get you English」と検索すればでてきます。)

<<<<<<<<<<ここまで説明>>>>>>>>>>>>>

さて、問題文に戻ります。
「We have just finished supper.」

この文では、「have + 動詞の過去分詞」になっています。
しかも、「just(「ちょうど)」が使用されています。
よって、この文は現在完了の完了です。

あとは、英単語を知っているかどうかの違いです。


■■訳■■
私たちは、ちょうど、夕食をすませたところです。

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●●問題22●●
I want to help people who are not happy.
★★ポイント★★
関係代名詞

関係代名詞を軽く説明します。

「私が昨日買った本は面白い」を英作してみましょう。

英作のポイントは、1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけて、
形容詞などには<>、前置詞句には( )をつけて、2.英語の語順になおして、
それぞれを英語になおすのでした。

1.まずは主語、動詞、目的語、補語を見つけて、形容詞などには<>、前置詞句には( )をつける。

主語がどれかわかりにくいですね。
「私が」が主語なのでしょうか?「昨日買った本は」が主語なのでしょうか?
「私が昨日買った本」が主語なのでしょうか?

「何が」面白いのかを考えると主語がどれだかわかります。
「私」でもなくて、「昨日買った本」でもなくて、「私が昨日買った本」が面白いのです。
(ちなみに「昨日買った本」だと誰が買った本かわかりません。)

よって、「主語=私が昨日買った本は」です。補語が「面白い」で、動詞は「be動詞」を使います。

さて、「私が昨日買った」は、どのような本なのかを説明しています。
このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を「形容詞節」と言いました。
形容詞などを見つければ<>をつけるのでした。

「主語=<私が昨日買った>本は」です。補語が「面白い」で、動詞は「be動詞」

2.英語の語順になおして、それぞれを英語になおす

この文は、第二文型なので、「主語+動詞+補語」の順になおします。

「<私が昨日買った>本」「be動詞」「面白い」

さて「<私が昨日買った>本」は、このままの語順で良いのでしょうか?

日本語の場合、形容詞節は必ず、名詞の前において、「名詞の前から」
どのような名詞なのかを説明します。
例えば、<私が去年空港で見た>男の人→「<私が去年空港で見た>」は、
どのような「男の人」なのか説明している。

しかし英語は長いものを後に持っていきます。
なので、英語の場合、「男の人<私が去年空港で見た>」のように、名詞の後から、
どのような名詞なのかを説明します。

話を元に戻すと、「<私が昨日買った>本」「be動詞」「面白い」を更に英語の語順になおすと、
「本<私が昨日買った>」「be動詞」「面白い」になります。

それぞれを英語になおすと、「The book<私が昨日買った>」「is」「interesting.」になります。

「私が昨日買った」の部分が英語になおせません。
「私は昨日買った」を英語になおすと「I bought yesterday」です。

つまり、「The book<I bought yesterday>is interesting.」でいいのでしょうか?

結論から言えば、惜しいです。
<I bought yesterday>をそのまま入れると、どれが主語なのか、どれが動詞なのかわかりにくくなります。
boughtが動詞なのか、isが動詞なのかわかりにくいですよね。

なので、形容詞節として<I bought yesterday>を入れましたよというマークをつけてやるのです。
そのマークは「who,whose,whom,which,that」があります。今の場合は「which」を使います。
なぜ「which」を使ったのかは後で説明しています。

よって、The book<which I bought yesterday>is interesting.

今から書くことが、当たり前のことなのですが最も重要です。
ということは逆を言えば、「who,whose,whom,which,that」が文の中に出てくる時、
文の中に形容詞節がでてくる可能性が高いのです。
つまり、<who〜>、<whose〜>、<whom〜>、<which〜>、<that〜>になる可能性が高いのです。


■■解説■■
問題に戻ります。
I want to help people who are not happy.

文の中にwhoがあります。
つまり、この文には関係代名詞がある可能性が高いのです。
では、どこまでが関係代名詞なのでしょうか?

考えるまでもなく、以下のようになるとわかると思います。

I want to help people <who are not happy>.

つまり、<>の部分がどのような人々なのか説明している言葉なのです。

よって、この文の訳は「私は<>である人々を助けたい」となります。


■■訳■■
私は幸せではない人々を助けたい。

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●●問題23●●
The hurricane damaged not only North Carolina but also New Jersey.
★★ポイント★★
【イディオム】
「not only A but also B=AだけではなくてBも」

【無生物主語】
例えば、「彼の死はみんなを悲しませた。」という文をみてください。

この文は、何か変な文ですよね。
なぜ、この文は変な文なのでしょうか?

日本語では「物、事柄」を主語に持ってくることはあまりありません。
しかし、この文では「彼の死」という「物、事柄」が主語に来ているのです。
だからこの文を読むと変に感じるのです。

では、英語の場合はどうなのでしょうか?
英語の場合も、日本語と同じように、「物、事柄」を主語に持ってくることが
あまりないのでしょうか?

実は、英語では「物、事柄」も主語にすることがあるのです。

つまり、「物、事柄」が主語にきている英文をそのまま訳すと、変になってしまうので、
「物、事柄」が主語にきた英文には、訳すコツが必要となるのです。

そのコツとは、1.主語に「よって」をつける、2.目的語があれば「〜は」に変える、
3.動詞を「する→される」「される→する」に変えるの3点です。

具体的にみてみましょう。

1.主語に「よって」をつける
彼の死<によって>みんなを悲しませた。

2.目的語があれば「〜は」に変える
彼の死<によって>みんな<は>悲しませた。

3.動詞を「する→される」「される→する」に変える
彼の死<によって>みんな<は><悲しんだ>。

よって、「彼の死によって、みんなは悲しんだ。」になります。


■■解説■■
問題に戻ります。
The hurricane damaged not only North Carolina but also New Jersey.

この文では、「not only A but also B=AだけではなくてBも」を知っていれば
簡単に訳せたと思います。


The hurricane damaged【not only】<A:North Carolina>【but also】<B:New Jersey>.


これで、この文の構造がわかりましたか?
この文は第三文型が少し変形した形になっていますね。

「主語+動詞+【not only】目的語1【but also】目的語2」って感じですね。
それで、「主語は目的語1だけではなくて、目的語2も〜した」と訳せます。

具体的に日本語訳にしていきましょう。
「The hurricaneは、<A:North Carolina>だけではなくて、<B:New Jersey>も
damagedした」と訳せます。

つまり、「ハリケーンは、北カロライナだけではなくてニュージャージーも損害を与えた」
となります。


しかし、この文は少し変ですね。
というのも、主語に「物、事柄」の無生物が来ているからです。
このような場合は、1.主語に「よって」をつける、2.目的語があれば「〜は」に変える、
3.動詞を「する→される」「される→する」に変えるの3点を実施するのでした。

1.主語に「よって」をつける
ハリケーン<によって>、北カロライナだけではなくてニュージャージーも損害を与えた

2.目的語があれば「〜は」に変える
ハリケーン<によって>、北カロライナだけではなくてニュージャージー<は>損害を与えた

3.動詞を「する→される」「される→する」に変える
ハリケーン<によって>、北カロライナだけではなくてニュージャージー<は><損害を与えられた>


■■訳■■
ハリケーンによって、北カロライナだけではなくてニュージャージーも損害をうけた。

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●●問題24●●
Mr. Smith was working with his wife.
★★ポイント★★
過去進行形

例えば「私は野球をしているところでした」を英語になおしてみましょう。

英語になおすコツは、1.まず主語、動詞、目的語、補語などを見つける、
2.英語の語順になおす、3.それぞれを英語になおすのでした。

1.まず主語、動詞、目的語、補語などを見つけます。

主語+目的語+動詞
私は+野球を+しているところでした。

2.次に英語の語順になおします。
英語では、主語+動詞+目的語の語順でした。

主語+動詞+目的語
私は+しているところでした+野球を

3.それぞれを英語になおします。
主語+動詞+目的語
私は  I
しているところでした  ??
野球を  baseball

「しているところです」ならば、「am playing」ですが、
「しているところでした」はどのように英語になおせば良いのでしょうか?

「〜しているところでした」を英語になおすと、
「be動詞の過去形+動詞のing形」になるのです。


<ポイント>
「〜しているところでした」を英語になおすと、
「be動詞の過去形+動詞のing形」になる。


主語+動詞+目的語
私は  I
しているところでした  be動詞の過去形+動詞のing形
野球を  baseball

be動詞はどれを使えばいいのでしょうか?

主語がIなので、現在形ならば「am」を使うのです。
しかし、今は、過去形なので、「was」です。

よって、Iwas playing baseball.となります。


■■解説■■
問題に戻ります。
Mr. Smith was working with his wife.

この文では「be動詞の過去形+動詞のing形」になっています。

つまり、この文は過去進行形であり、「〜しているところだった」と訳します。

よって、「スミス氏は妻と一緒に働いているところだった。」となります。


■■訳■■
スミス氏は妻と一緒に働いているところだった。

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●●問題25●●
I will wear either the gray coat or the brown sweater with this pair of pants.
★★ポイント★★
イディオム
either A or B=AかBかのどちらか


■■解説■■
問題に戻ります。
I will wear either the gray coat or the brown sweater with this pair of pants.

この文は1見すると難しそうですが、「either A or B=AかBかのどちらか」を知っていると
簡単に訳せるはずです。

まずは前置詞句に()をつけます。
I will wear either the gray coat or the brown sweater(with this pair of pants.)

次に、イディオムの部分にマークをつけてみます。

I will wear【either】(A:the gray coat)【or】(B:the brown sweater)(with this pair of pants).

これで、この文の構造がつかめましたか?
主語はIですね。動詞はwearです。
目的語の部分に「either A or B=AかBかのどちらか」の部分が入っているのです。
つまり、この問題文は以下のようになっているのです。

主語+助動詞+動詞+【either】(目的語A)【or】(目的語B)(前置詞句)


「主語は、目的語Aか目的語Bのどちらかを〜するでしょう」+「前置詞句」と訳せます。



■■訳■■
私はこのパンツに灰色のコートか、茶色のセーターを着るでしょう。

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●●問題26●●
My daughter works for the post office in Salt Lake City.
★★ポイント★★
第一文型
主語+動詞の文を第一文型というのでした。


■■解説■■
問題に戻ります。
My daughter works for the post office in Salt Lake City.

まずは前置詞句に()をつけます。
My daughter works(for the post office)(in Salt Lake City).

よって、この文の主語は、My daughterで、動詞はworksです。

前置詞句の部分を訳さなければ、「私の娘は働く」という意味になります。


■■訳■■
私の娘はソルトレイクシティーの郵便局で働く。

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●●問題27●●
My sister chose two shirts for my graduation present.
★★ポイント★★
過去形

「私はテニスをする」という文を「過去」の話に変える場合、どうすればいいのですか?

「する」という動詞の部分を「した」に変えるのですね。

英語の場合も同じです。「現在」の話を「過去」に変える場合、動詞の部分を変えればいいのです。
では、どのように変えるのでしょうか?

英語の場合は、基本的には動詞の後に「ed」をつければいいのです。

例えば、「I play tennis.(私はテニスをする)→I played tennis.(私はテニスをした)」のような感じです。

しかし、基本どおりに変化しないものもあるのです。
もしまだ動詞の過去形を覚えていない人は下記のホームページで動詞の変化の表を覚えてください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~eibunpou/


■■解説■■
問題に戻ります。
My sister chose two shirts for my graduation present.

まずは、この文の前置詞句に()をつけます。
My sister chose two shirts(for my graduation present).


この文の動詞はどれでしょうか?
実は、choseなのです。
choseはchoose(選ぶ)の過去形なのです。

choose(選ぶ)→chose(選んだ)

My sister(←動詞:chose→)two shirts(for my graduation present).

よって、動詞より右(←)にあるMy sisterが主語で、動詞より左(→)にあるtwo shirtsが目的語になります。

この文は「My sisterは、two shirtsを選んだ」+「(for my graduation present)」となります。

「私の姉妹は2枚のシャツを選んだ」+「私の卒業のプレゼントのために」


■■訳■■
私の姉妹は私の卒業のプレゼントのために2枚のシャツを選んだ。

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●●問題28●●
The milk surely tastes sour.
★★ポイント★★
第二文型

主語と「=」の関係にあるものを補語というのでした。

「このフルーツはにがい」という文に注目してください。
「このフルーツ=にがい」の関係があります。
よって、主語は「このフルーツ」、補語は「にがい」、動詞は「be動詞」を使います。

英文になおすと、This fruit is bitter.になります。

次に「このフルーツはにがい味がする」という文に注目してください。
この文も、「このフルーツ=にがい」の関係があります。

では、この文は「このフルーツはにがい」という文と、どう違うのでしょうか?


実は、この文は、「このフルーツはにがい」という文に、
「味がする」という意味をちょっと加えてみただけなのです。

「このフルーツ=にがい」+「味がする」

よって、主語は「このフルーツ」、補語は「にがい」です。
この文の場合、「味がする」という「ちょっと加えてみただけの部分」は、動詞になるのです。

英文になおすと、This fruit tastes bitter.になります。


■■解説■■
問題に戻ります。
The milk surely tastes sour.

まずは、この文の前置詞句、副詞に()をつけます。
The milk(surely)tastes sour.

この文の動詞はtastesしかありません。

The milk(surely)(←動詞:tastes→)sour.


よって、動詞より右(←)にあるThe milkが主語です。
また、動詞より左(→)にあるsourは、「The milk=sour」の関係があるので補語になります。


■■訳■■
そのミルクは確かにすっぱい味がする。

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●●問題29●●
This is our answer, and no one disagrees.
★★ポイント★★
否定
no oneで「誰も〜ない」と訳すのでした。


■■解説■■
問題に戻ります。
This is our answer, and no one disagrees.

まずは、This is our answerからです。
This is Aで「これはAです」と訳します。
There is Aで「Aがある」と区別してください。

よって、この文を訳すと、「これが私たちの答えです。」となります。

次は、and no one disagrees.です。

no one=誰も〜ない
disagrees=反対する

よって、「誰も反対しない」と訳せます。


■■訳■■
これが私たちの答えです。そして、誰も反対しない。

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●●問題30●●
The injured boy could neither walk nor talk.
★★ポイント★★
【否定】
neither A nor B=AもBも〜ない

【分詞】
「漱石によって書かれた本」を英語になおしてみましょう。

どのような本なのでしょうか?
そうです。「漱石によって書かれた」本なのです。
つまり、「漱石によって書かれた」の部分が、「どのような本なのか」を説明しています。

このように、どのような名詞なのかを説明する言葉を形容詞句というのでした。
形容詞句を見つけたら、<>をつけるのでした。

日本語では、どんなに長い形容詞句でも名詞の前にもってくるのでした。

<例>
<あそこで座っている>少年
<漱石によって書かれた>本

しかし、英語では、長い形容詞句は名詞の後にもってきて、
「本<漱石によって書かれた>」という語順にするのでした。

つまり、英語では、「The book<漱石によって書かれた>」になります。

では、<漱石によって書かれた>の部分をどのように英語になおせばいいのでしょうか。

「その本は漱石によって書かれた」だと英語になおせますよね。
「The book was written by Soseki.」です。

ここから、「その本は」をとってください。
すると、「(The book) was written by Soseki.」となります。

つまり、「漱石によって書かれた」の部分は、「was written by Soseki」になります。
更にbe動詞も取って「written by Soseki」です。

よって、「<漱石によって書かれた>本」を英語になおすと、
「The book <written by Soseki>」になります。

<<まとめ>>
「過去分詞」を見たら、下の3つの訳し方のどれかです!

・「be動詞+過去分詞」は受動態で「〜される」と訳します。
(例:The letter was written by her.)(=その手紙は彼女によって書かれた)
・「過去分詞」だけだと分詞で「〜された(名詞)」となり、
どのような名詞なのかを説明するのです。
(例:This is a picture<taken by Ken>.)(=これはケンによって撮られた写真です。)
・「have+過去分詞」で現在完了形(〜してしまった等)です。
(例:He has gone to America.)(=彼はアメリカに行ってしまった。)


■■解説■■
問題に戻ります。
The injured boy could neither walk nor talk.

この文の動詞はどれでしょうか?
動詞の候補に、injured、walk、talkの3つが考えられます。

もし、injuredは動詞だとすると、Theが主語になってしまいます。

では動詞は、walk、talkのどちらでしょうか?

答えは、「両方とも動詞」なのです。

「neither A nor B=AもBも〜ない」でした。

よって、「neither walk nor talk」は「歩くことも、話すこともしない」という
訳になります。

よって、主語は、「could neither walk nor talk」より左(←)にある
「The injured boy」なのです。

The injured boy (←助動詞+動詞:could neither walk nor talk).

この文は、「The injured boyは、歩くことも、話すこともできなかった」となります。

あとは、The injured boyの訳です。
「injured」は「過去分詞」なので、以下の3つのうちのいずれかの訳になります。

・「be動詞+過去分詞」は受動態で「〜される」と訳します。
・「過去分詞」だけだと分詞で「〜された(名詞)」となり、どのような名詞なのか説明するのです。
・「have+過去分詞」で現在完了形(〜してしまった等)です。


今の問題は、
分詞で「〜された(名詞)」ですよね。

あとは英単語を知っているかどうかの差です。


■■訳■■
傷ついた少年は、歩くことも、話すこともできなかった。

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